東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2023/03/30

吹き抜けのある間取りにしたい!施工事例とメリット・デメリットを知ろう

吹き抜けのある間取りにしたい!施工事例とメリット・デメリットを知ろう

吹き抜けのある住宅が、近年幅広い世代から注目を集めています。1階部分の天井や2階部分の床をあえて設けず、上下階がつながっているため開放感を得られるのが特徴です。

 

ただ吹き抜けのある快適な住宅を実現するには、間取りの工夫が欠かせません。

 

そこで今回は、間取りの設計における実例や対策などを詳しく解説します。

吹き抜けのある間取りの施工事例

吹き抜けのある間取りの施工事例とは

むやみに吹き抜けを設置すると、空間がちぐはぐとした印象になる可能性があります。

 

そこで、吹き抜けがある間取りの実例をいくつか紹介します。どのような空間にしたいかイメージし、必要なものを間取りに採用しましょう。

LDK・階段と組み合わせる

階段を上り下りする際に、左右の壁に圧迫感を覚えたり、なんとなく暗いイメージをお持ちの方もいるかもしれません。そのような場合は、LDKから直接続くリビング階段を、吹き抜けと組み合わせることで開放的な空間になります。

 

吹き抜けからの日光が階段に当たり、パッと明るい印象にもなるでしょう。室内に光を多く取り込みたい場合は、スケルトン階段(オープン階段)を採用するのもおすすめです。

 

ほかにもLDKを経由することで、家族同士のコミュニケーションが増えたり、廊下が減って効率的に間取りを設けられたりとメリットが満載です。階段下のスペースは、LDKの一部としてワークスペースや収納に使うとよいでしょう。

大きな窓でおしゃれな空間にする

大きめの窓を設置し、屋外とひとつなぎの間取りにするのもおすすめです。バルコニーやウッドデッキにつながる大きな開口を設ければ、より開放的で明るい空間となるでしょう。

 

庭などを設置する予定がなければ、上部に大きな窓を取り付けるだけでも明るさが違います。2階部分に窓を取り付ければ、おしゃれなだけでなくニオイが室内にこもるのを防いでくれるでしょう。

スキップフロア(中二階)を設ける

吹き抜けの設置により、居住空間が削られることを懸念される方もいるかもしれません。しかしリビング階段の途中(吹き抜けに面したところ)へスキップフロアを設置すれば、効率的に床面積を増やせます。ワークスペースや子どもの遊び場など、生活スタイルに合わせた使い方が可能です。

 

また空間が区切られていないので、LDKにいる家族と容易にコミュニケーションが取れるのも魅力のひとつです。

 

間取りを工夫すれば、0.5階~2階までを0.5階刻みで4層構造にすることも不可能ではありません。廊下を広めに取った2階部分を、スキップフロアのような空間に利用するのもよいでしょう。

1階リビングと2階の廊下が接するようにする

吹き抜け+リビング階段の先に、2階の廊下が接するような間取りもおすすめです。1階と2階にいる家族がお互いに様子を確認でき、顔を合わせる機会もおのずと増えるでしょう。

 

廊下にイスや机を置けば簡易的な作業スペースにもなり、1階にいる子どもを同時に見守ることができます。

 

「廊下=暗い」と思われがちですが、先述のとおり、窓を取り付ければ明るい空間になります。

吹き抜けの施工事例を見る

吹き抜けのある間取りのメリット

吹き抜けのある間取りのメリットとは

吹き抜けのある間取りの魅力は、見た目のおしゃれさだけではありません。そこで、設置することで得られるメリットをいくつか紹介します。

明るく風通しが良い

吹き抜けがあることによって、日差しが入りやすく明るい空間になります。上階までがひとつなぎの空間になっているので、風通しがよくなることも期待できます。

 

北側に窓を設ける場合や、隣家が気になるときは高窓や天窓を取り付けて採光の確保を図るのも有効な手段です。1階の暗さが気になりやすい、住宅密集地や狭小地に適しているでしょう。

 

電気代の高騰が続いている昨今、日中に十分な採光を確保できれば電気代の節約にもつながるのは大きなメリットです。

開放感があり広く感じられる

吹き抜けに大きな窓を設けることで、屋外まで空間が広がったような印象になります。

 

小さな庭やテラスでも構わないので、土地に余裕があれば隣接させる形でぜひ設置を検討してください。ちょっとした家庭菜園や家族の憩いの場など、思いがけない使い道が見つかるでしょう。

 

また2階の天井を勾配屋根にすれば、横だけでなく縦の空間も広がります。LDKを、より開放感のある空間にしたい方におすすめです。

家族のコミュニケーションが生まれやすくなる

吹き抜けの設置によって、本来は天井や床で仕切られるはずの空間がひとつなぎになります。1階と2階にいる家族が、お互いにコミュニケーションを取りやすくなるでしょう。

 

スキップフロアを含め、家族それぞれが別のことをしながら会話を楽しめるのも大きな魅力です。

室内干しが乾きやすい

実は吹き抜けを設けることで、上階が室内干しに最適なスペースへと早変わりします。これは「暖かい空気は上昇しやすい」という性質を利用できるためです。また吹き抜けのある家は、通常の間取りに比べて風通しが良いことも理由のひとつです。

 

乾くかどうか心配な場合は、開閉可能な吹き抜け窓を設置するとよいでしょう。さらに、家事動線を考慮するのであれば、洗濯機や浴室もまとめて2階に配置するのがおすすめです。

 

梅雨や花粉が飛散する時期も、安心して洗濯物を干したいという方はぜひ検討してください。

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間取りに吹き抜けを取り入れるデメリットと対策

間取りに吹き抜けを取り入れるデメリットと対策とは

吹き抜けのある間取りに憧れる人が多い一方で、デメリットがあることも把握することが大切です。

 

ただ、いずれも間取りの工夫によって解消できる内容ばかりです。対策とあわせて解説するので、設計時の参考にしてください。

音・ニオイが2階に伝わる

空間がつながっていることで、1階の音やニオイが上階に届きやすくなります。ただいずれの問題も、設備の工夫によってある程度解消できます。

 

まず音については、吹き抜けに面した2階のホールへ、パネルや内窓を取り付けるのが有効です。吹き抜けならではの開放感を失いたくない場合は、縁が細く透明の窓を取り入れてください。手軽さを求めるのであれば、開閉可能なロールスクリーンを設置するとよいでしょう。

 

またニオイに関しては、コンロを壁付けにしたり、コンロの前に壁を設置したりすることで上階へ広がるのを最小限に留められます。

 

2階のホールに換気扇や窓を取り付けて、ニオイを逃がす工夫を凝らすのもよいでしょう。近年はコンロやIHと連動して稼働する換気扇もあるので、ぜひ導入を検討してください。

冬は寒く夏は暑いことがある

階層が区切られていないことから、冬場は室内が暖まりにくく、夏場は日差しの強さで暑くなりやすいのも難点の一つです。

 

シーリングファンなどを設置し、室内の空気をうまく循環させましょう。上部に留まりやすい暖気を1階へ、足元の冷気を上階へ流す働きをしてくれます。

 

また窓のガラスやサッシを高断熱のもの(木製や樹脂製など)にしたり、性能が高い断熱材を取り入れたりするのも効果的です。

 

あわせて外付けのブラインドやシェードなどを設置すれば、夏場の暑さ対策になるでしょう。

照明の交換・メンテナンスが手間になる

照明が高い位置にあると、取り替えるときにどうしても手間がかかります。必要な部分に必要なだけ設置するのが一番ですが、作業のしやすさも考えて極力手が届く位置に取り付けましょう。

 

やむを得ず天井付近に取り付ける場合は、交換手順や頻度をあらかじめチェックするのがおすすめです。

 

また、高所の窓や梁の手入れ方法についても事前に確認が必要です。天井付近の照明やシーリングファンは、電動で昇降するものを選ぶのがよいでしょう。掃除の頻度を最小限に留めたいときは、窓に汚れの目立ちにくい曇りガラスを採用するのも有効な対策です。

維持費・光熱費がかかることがある

吹き抜けがある家とない家とでは、維持費や光熱費に差が生じる可能性があります。具体的には定期的な壁のクロス貼り替えや窓掃除にかかる費用、そしてエアコンや床暖房の光熱費などが挙げられます。

 

またLDKで使う加湿器や空気清浄機についても、大きめのものを用意したり複数台必要になったりするかもしれません。エアコンほどではありませんが、電気代がかさむ要因にもなるでしょう。

 

維持費については、メンテナンス方法や予算をあらかじめ考えておくことが重要です。光熱費を抑えたい場合は、設計の段階で断熱性や気密性を高める工夫を取り入れてください。シーリングファンによる空気の循環も、冷暖房の効率アップにつながるはずです。

 

いずれもコストがかかりますが、長期的に考えれば、毎月高い光熱費を支払うよりもお得な場合もあります。

2階のスペースが狭くなる

吹き抜けを設けることで、2階の居住空間が少なからず削られます。その影響で理想の間取りを実現できないと感じたときは、寝室や収納スペースを1階に配置しましょう。

 

年齢を重ねて階段の上り下りが難しくなったとき、必要な部屋や設備が1階にあれば生活しやすいというメリットも持ち合わせています。

 

ただ土地の広さや家族の希望などで、うまく折り合いがつかないこともあるでしょう。建てたあとに後悔しないよう、吹き抜けの必要性や間取りについて家族間でよく話し合うことが大切です。

吹き抜けの施工事例を見る

吹き抜けのある間取りでおしゃれな空間を実現

吹き抜けを設けることで、開放感のある明るい空間を実現できます。おしゃれな印象になるほか、家族間のコミュニケーションが活発化したり、室内に干した洗濯物が乾きやすかったりする点も吹き抜けがある家ならではの魅力です。

 

暮らしやすい住宅を実現するためには、信頼できるハウスメーカーの担当者と家づくりを進めることがポイントです。

 

住宅会社のヤザワランバーは、東京を中心に「1棟1コンセプト」の家づくりをおこなっています。吹き抜けのある住宅もこれまで多数手掛けた経験があり、お客様の理想や生活スタイルに合わせた間取りのご提案が可能です。

 

ただいま「オンライン家づくり相談会」を開催していますので、注文住宅の建築を検討中の方はぜひ一度ご参加ください。専門のスタッフが相談をお伺いし、お客様にとって最適なご提案をいたします。

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