2020/10/13
防犯対策を取り入れた注文住宅とは
家族の暮らしを守るために、住宅の防犯対策も重要ですよね。
注文住宅を建てる際には、防犯面も考慮しましょう。
目次
泥棒に狙われる家の特徴
小さな子どもや高齢者、家を空けている時間が長い家族などが住む住宅で、心配なことは住宅の防犯対策ではないでしょうか。また、強盗や空き巣の住宅侵入は、マンションより一軒家に多く起こることがわかっています。注文住宅を建てる際には、たくさんのこだわりを持って建てますが、防犯面も考慮して注文住宅を建てましょう。
まず、泥棒に狙われやすい住宅の特徴を知っておくことが大切です。
住宅を囲う塀や植木が高くなってしまい、外からの見通しが悪いと死角になっていたり、敷地内に入られてしまうと気づかれなかったり、隠れる場所ができてしまうなど問題があります。
また、塀が高いと2階への足場になってしまうこともあるため、住宅への侵入を許してしまう危険性があるのです。単体で設置されている窓や、防犯面が甘い雨戸、補助錠のない窓も簡単に窓ガラスを割られ、侵入されてしまう恐れがあります。
そして、住宅の位置も関係しており、住宅が道路沿いに面している前面道路型と呼ばれる、開口部が奥に面していない住宅が狙われやすいです。
防犯面を強める住宅
狙われやすい家の特徴を考慮して、注文住宅では防犯対策がしっかりしている家を建てましょう。
まず、住宅に侵入されても死角や、隠れる場所を作らないように、高い塀や人が隠れられるような植木は植えないようにします。
また、侵入されやすい窓には補助錠や二重サッシ、特殊フィルムが挟まれている防犯合わせガラスなどにすることで、簡単に窓を割られないようにしてください。
さらに、玄関の鍵を破壊されて侵入されるケースがあるため、玄関はピッキングなどができない防犯対策がとられている扉や、主錠と補助錠の2つの鍵にするなど工夫します。
さらに注文住宅で家を建てる際に、どうしても庭が欲しい、木を植えたいなどという人は、庭に砂利を敷くこともおすすめです。不審者が侵入した場合に、砂利の音で気づきやすいため防犯対策となります。
見落としがちですが、電気や水道、ガスなどのメーターも気にする必要があるでしょう。電気などのメーターを見て、住宅に人がいるかいないかを判断しているケースがあるため、メーターは見通しが良い場所につけてもカバーなどを設置して、防犯対策することがおすすめです。
最新の設備で防犯対策
注文住宅で家を立てる際に、同時に最新設備の導入もおすすめです。窓や玄関の鍵、防犯用のシャッターなどの防犯部品にはCPマークという、防犯性能が高いと認められている部品があるため、注文住宅を建てる際に窓などに導入してみてはいかがでしょうか。CPマークは、侵入者が侵入するのに5分以上要する家は諦めるという結果から、「侵入までに5分以上の時間が必要」という基準をクリアしている防犯性が高い部品です。
さらに、住宅に侵入されるリスクが最も高い窓には、窓が無理矢理開けられそうになった場合に知らせてくれる窓施錠モニターもあります。
窓へ防犯対策としてシャッターの設置を検討する場合には、ブラインド型にもなる風通しが確保できるシャッターもあり、防犯対策と実用性が欲しい人にはおすすめです。
不審な訪問者には、高画質で鮮明に顔が認識できるTVドアホンや、夜に庭へ不審者が侵入してきた場合には、自動で点灯し、警告音がなるようなセンサーカメラなどの導入も検討しましょう。
また、玄関の鍵をピッキングなどで壊し侵入されるリスクをさけるために、鍵穴のない、電子キーを所有している人がドアハンドルにタッチするだけで開けられるドアもあります。
このように注文住宅を建てる際に、塀の高さなどにも気をつけなければなりませんが、最新の設備を導入することで防犯対策を高めることができるでしょう。