2023/07/31
注文住宅を快適にする収納は?場所別のおすすめアイデアを紹介
自分の好みのデザインや収納スペースなどを取り入れられる注文住宅は、理想の住まいを実現しやすいため人気です。収納スペースは、将来家族の人数が増減することも考えてゆとりのある設計にするとよいでしょう。
本記事では、注文住宅で収納スペースを考えときのポイントや、場所別におすすめの収納スタイルなどを詳しく紹介していきます。
自分の好みのデザインや収納スペースなどを取り入れられる注文住宅は、理想の住まいを実現しやすいため人気です。収納スペースは、将来家族の人数が増減することも考えてゆとりのある設計にするとよいでしょう。
本記事では、注文住宅で収納スペースを考えときのポイントや、場所別におすすめの収納スタイルなどを詳しく紹介していきます。
目次
注文住宅で収納スペースを考える時のコツ
注文住宅では自由に収納スペースを設置できます。収納スペースを考えるときには、荷物の量を把握し、使う場所の近くに設置するとよいでしょう。
荷物の量を把握する
まず、収納スペースを考えるときに家族の荷物の量を把握しましょう。引っ越すときにある程度整理できますが、新居に住んでからは物が増えていく一方です。今ある荷物より少し多めの量が収納できるスペースを確保しましょう。
また、収納する物によって棚や引き出しなど形を選んでください。小物が多い場合は、引き出しが便利です。コートや毛布、扇風機などの季節ものやアウトドア用品、スポーツ用品、スーツケースなどをしまいたい場合は、大きなスペースを確保しましょう。
スーツやロングスカートなどハンガーにかける衣類が多いときは、ハンガーパイプのあるクローゼットを広くするのがおすすめです。
スーツやロングスカートなどハンガーにかける衣類が多いときは、ハンガーパイプのあるクローゼットを多くするのがおすすめです。
使う場所の近くに収納スペースを設ける
収納スペースは使う場所の近くに設置しましょう。動線を考えると使いやすくなります。パントリーはキッチンの近く、日頃着る衣類はランドリールームや干し場の近くが便利です。
普段使わない大型の荷物やゴルフバック、季節ごとに入れ替えるものを収納するスペースは、すべてを収納したときにどのくらいの大きさになるか寸法を測っておくと収納しきれなくなる心配がありません。
また、収納スペースのドアは引き戸がおすすめです。折戸のような開けた扉の重なり部分がデッドスペースとなることがないので、無駄なく使えます。
【場所別】注文住宅のおすすめ収納アイデア
注文住宅をつくるときの収納アイデアを、玄関、キッチン、リビングなど場所別に紹介していきます。
玄関の収納アイデア
玄関に収納を設けるなら、靴だけを収納できる下駄箱ではなく、スポーツ用品やゴルフバック、アウトドア用品なども収納できるようなシューズインクロークや土間がおすすめです。
玄関は家の入り口です。ベビーカーや雨靴、傘、自転車など出かけるときにすぐに持ち歩きたい用具は多く、玄関の収納が少ないと物が散乱します。また、しまいきれなかった靴が玄関に出しっぱなしになり、来客時に乱雑な印象を与えることもあるでしょう。
シューズインクロークや土間なら靴を脱がずにそのまま入れるので、出かけるときにすぐに必要なものを取り出せ、帰ってきたときもしまえます。
キッチンの収納アイデア
キッチンの収納は、動線を考えたものにしましょう。キッチンに立っていて手が届くところに収納があると便利です。シンクの対面や背面に収納があれば、作業をしながらの調理器具や食器の出し入れが楽にできます。
シンクや調理スペースの上に収納を設けるなら、昇降式のダウンキャビネットが便利です。使うときだけキャビネットを下ろせるので、すっきりして見えます。また、ストックや家電製品、調味料などをまとめて収納したいなら、パントリーがおすすめです。
リビングの収納アイデア
家族が集まるリビングは、片付けていてもいつの間にか散らかってしまう場所です。特に小さい子どもがいる場合、おもちゃが散乱することもしばしばあります。
子どもがいる家庭ならおもちゃをしまうスペースを設置しましょう。大きめにつくれば、中に入れるだけですぐにリビングをすっきり片付けられ、子どもが大きくなったら別の収納スペースとして使えます。
また、ソファや小上がり和室の下のスペースなど、家具やほかのものと兼用の収納スペースも便利です。
テレビを置く場所に造作棚をつくって壁面を収納スペースにしてもよいでしょう。
寝室の収納アイデア
寝室の収納は、クローゼットが一般的です。寝室のドアからベッドにいくまでの間にあると使いやすいでしょう。
クローゼットの収容能力は、畳1枚分なら春夏物の服が30~40着、秋冬物なら20着~25着しまえます。夫婦の荷物の量を把握して必要な大きさの収納スペースを確保しましょう。クローゼット内がごちゃごちゃする場合は、扉をつけずにオープンスタイルの収納にするのもおすすめです。
クローゼットの扉が折戸場合はデッドスペースがなくなるので、スペースを最大限に有効活用できるメリットもあります。
トイレの収納アイデア
トイレを快適な空間にするために、トイレットペーパーや掃除道具などがしまえる十分な収納スペースを確保しましょう。
狭いトイレの空間を有効に活用するなら、上部や背面のスペースを収納にします。背面は、手の届く高さで中が見えない扉付きの収納がおすすめです。また、サイドの壁に浅いカウンターや洗面台をつくってその下を収納にしてもよいでしょう。
洗面所の収納アイデア
洗面所は入浴や洗面、洗濯などのものを収納するため、小物が多くしまえるスペースを用意しましょう。洗面台周りは、家族が使う歯ブラシやドライヤー、タオル類などを収納できれば洗面台の上が散らかるのを防げます。
洗面所の収納には、可動式の棚があると便利です。
タオル類や小物をしまうスペースやシャンプー、洗剤などのストックを置く場所、洗ったタオル類をしまうスペースなど、収納する物に合わせて大きさを変えられます。洗濯物やタオルは床に置くと衛生的ではないため、洗面所は棚を使って物をしまうのがおすすめです。
隙間スペースを収納スペースに活用しよう
注文住宅で十分な収納を確保するなら、階段下やロフトなどの隙間スペースを有効に活用するとよいでしょう。
階段下を大型家具の収納に活用
2階以上の住宅をつくる場合は、階段を設置します。階段の下はデッドスペースと考えられやすいですが、収納スペースとして活用できます。
ポイントは低い位置に収納をつくらない、あらかじめ造作棚を設置することです。階段下の低い位置に収納をつくってしまうと、出入りしにくく使いづらいスペースになってしまいます。大人が立って使える高さの収納スペースにしましょう。
また、階段下のような隙間スペースを収納にする場合、あらかじめスペースに合う造作棚を注文しておいてください。後からスペースに合う家具を探すと空間を十分に活かせないことがあります。さらに、通気性や物の取り出しやすさを考えるなら、あえて扉をつけないオープンな収納を設置してもよいでしょう。
スキップフロアの段差部分やロフトを活用
1階と2階、2階と3階の間などに空間をつくるスキップフロアは、特徴的で洗練された印象を与えるため人気です。スキップフロアの段差部分も収納スペースとして活用できます。半地下のスペースや中2階など、来客があっても目に入りにくいスキップフロア自体を収納にしてもよいでしょう。
また、注文住宅でロフトを取り入れるケースも少なくありません。ロフトや屋根裏のスペースも収納にぴったりです。ロフトや屋根裏ははしごを使って登り降りをするため、一人で抱えられる程度の荷物を置くことを考えたスペースをつくりましょう。
収納を工夫して快適な注文住宅を手に入れよう
注文住宅をつくる際には間取りや外観も大切ですが、快適な住まいにするためには十分な収納スペースを確保することも重要なポイントです。
家族の荷物を把握し、暮らしていく間に荷物が増えることも想定して収納スペースをつくりましょう。収納スペースのタイプは、設置する部屋やしまうものを考えて選んでください。隙間スペースも収納として有効活用できるので、専門家と相談しながら間取りを考えましょう。
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