東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2023/07/28

書斎のある間取りをつくるコツは?施工事例やポイントを紹介

書斎のある間取りをつくるコツは?施工事例やポイントを紹介

書斎は、家の中の本を読んだりものを書いたりするためのスペースをいいますが、最近では趣味のための部屋やテレワークに使う空間などを書斎と呼ぶこともあります。リビングやダイニング、家族それぞれの居室とは別に設けるため、書斎をつくるときにはほかの部屋とのバランスを考えながら、家の中のどこにどのくらいのスペースを確保するのか決めることが必要です。

本記事では、書斎をつくるメリット・デメリットや書斎の種類、書斎をつくるときのポイントについて詳しく解説します。また、書斎の施工事例も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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書斎をつくるメリット・デメリット

書斎をつくるメリット・デメリット

 

書斎には、集中しやすい環境をつくれる、来客などが来てもプライバシーを確保できるなどのメリットがあります。また、書斎をつくるためにほかの空間を狭くしなければいけない、書斎自体が狭すぎると使い勝手が悪くなるなどのデメリットも考えられます。

 

詳しく見ていきましょう。

メリット

書斎は自分だけのスペースです。そのため、趣味や仕事などに集中しやすい環境をつくれるのは大きなメリットといえます。たとえば、テレワークをリビングでおこなう場合、ほかの家族がいて集中できない、社内のオンラインミーティングのときには家族が別の部屋に行ったり外出したりしなければいけないなど、お互いにとってストレスを抱える環境になるかもしれません。

 

しかし、書斎があれば家族に気兼ねなく仕事ができるでしょう。

また、書斎で作業をしている時に急に来客があっても、そのままの状態にしておけます。社外秘の重要な書類などの情報漏洩のリスクも抑えられるでしょう。

 

デメリット

書斎を設けるとその分ほかのスペースを狭くすることになります。特に完全に独立した書斎部屋をつくる場合は、ある程度のスペースを確保しなければいけません。

 

また、書斎のスペースを狭くしずぎてしまうと使い勝手が悪くなるため、せっかくつくってもあまり使わなくなってしまう可能性もあります。逆に、書斎の居心地が良すぎると書斎で過ごす時間が長くなってしまい、家族とコミュニケーションを取る時間が少なくなってしまうことも考えられるでしょう。

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書斎の種類

書斎の種類

 

書斎には、個室タイプやオープンタイプ、セミクローズタイプなどがあります。家全体の広さや確保したい居室の数やスペースなどに応じて最適なものを選びましょう。

個室タイプ

個室タイプは、通路やほかの部屋と書斎を壁や扉で完全に仕切るスタイルです。完全に自分だけの空間を保てるため、生活音や家族の気配などと切り離せる空間にできます。

 

集中して作業をおこないたい、オンラインミーティングを伴うテレワークに使いたい、機密情報に関する書類を使う仕事をしたいというときに最適なタイプといえるでしょう。ただし、個室タイプの書斎を設けるならある程度のスペースを確保する必要があります。

オープンタイプ

オープンタイプは、リビングや共有スペース、寝室などの一部を使って家具やカウンターを設置して書斎にしたものをいいます。家族の様子を見たりコミュニケーションを取ったりしながら作業ができるタイプです。

 

パーテーションで仕切る、収納家具などを取り付るなどすれば、半個室の書斎としても使えます。個室の書斎を設けるスペースを確保するのは難しいけれど、集中したいときには静かな環境をつくりたいというときに適しているでしょう。

セミクローズタイプ

セミクローズタイプは個室のように完全に仕切られてなく、壁などで3方向を区切って書斎のスペースにしたものです。他のスペースと完全に仕切られていないため、ほどよく家族の存在を感じながら集中して作業ができます。

 

引き戸をつければ、個室タイプの書斎としても活用できるため、オンラインでの打ち合わせがあるときには個室に、家事をしながら仕事をするときにはセミクローズにとシーンに合わせて使い分けられます。

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使いやすい書斎をつくる間取りのコツ

使いやすい書斎をつくる間取りのコツ

 

使いやすい書斎をつくるポイントは、採光、収納スペースを確保すること、用途に合った広さを決めることなどです。

 

書斎のスペースは、1畳ほどの広さがあればつくれます。そのため、家の中の一角を利用して書斎にしたり、階段の下や収納スペースの一部を使って書斎をつくったりすることも可能です。

狭いスペースの方がかえって集中しやすいという場合もあるので、家の中で心地の良い空間にできる最適な場所と広さを確保できるところを見つけましょう。

採光を意識して窓を設置する

採光を考えて書斎の窓を設置しましょう。書斎はリビングやダイニング、ほかの居室と比べて大きな空間ではありません。部屋や共有スペースの一部を書斎にする場合は、建物の構造上、窓が設置できないこともあるでしょう。

 

しかし、明るさが不十分だと本を読んだり仕事をしたりするときに不便を感じるかもしれません。書斎をつくるときに屋外からの光を確保できるよう窓を取り付けたり、窓の設置が難しい場合は内窓をつけてリビングや廊下など家のほかの場所から採光したりするとよいでしょう。

 

また、書斎に置く本の日焼けを防ぎたい場合は、日光に当たらない場所に本棚をつくってください。

 

収納スペースを設ける

書斎に必要な家具は、デスクや椅子のほかに本棚があります。効率良く作業をおこなうためにも、仕事で使う書籍や資料、趣味に関する本やDVDなどをまとめて収納できる棚をつくるとよいでしょう。

 

書斎のスペースと収納したい書籍類の量を考えて、最適な大きさの本棚を選んでください。本棚を置きたい場所の寸法を正確に測ることが大切です。また、書斎をつくるときに一緒につくりつけの本棚を設置する場合は、可動式の本棚がおすすめです。

可動式にすれば、収納したいものに合わせて棚の高さを変えられます。

用途に合わせて広さを決める

用途に合わせて書斎の広さを決めましょう。1畳ほどのスペースがあれば書斎をつくることは可能ですが、仕事で使うだけではなく趣味や家事でも使用したり、2人以上で並んで作業したりすることがあるなら広めのスペースが必要です。

 

また、デスクトップのパソコンを使うかノートパソコンを使うかによっても必要な広さは変わってきます。さらに、書斎をつくるときにカウンターやデスクも一緒に設置する場合は、書斎の使い方を考えてカウンターやデスクのサイズも決めてください。

 

自分が集中できて快適だと思う広さを把握することも大切です。住宅展示場やモデルルームの実際の書斎のスペースを見に行ってもよいでしょう。

コンセントの設置を忘れない

書斎にはコンセントの設置も忘れないようにしましょう。書斎で使うPC周辺機器や趣味の機器などの数に合わせたコンセントを設置してください。

デスクトップのパソコンを使うのであれば、カウンターやデスクに穴を開けたり、壁面に配線を隠したりできます。ノートパソコンをメインで使うなら、カウンターまたはデスク上にコンセントがある方が使いやすいでしょう。

 

コンセントの数が多くなる場合は、ケーブルや配線コードをまとめやすくするためケーブルボックスを使うか、カウンターやデスクの一部に配線を隠せるレイアウトにしましょう。ケーブル類がすっきりしていると見た目が整頓された印象になるだけではなく、掃除もしやすくコード類のホコリが原因の故障や火災のリスクを抑えられます。

空調管理・防音対策をする

書斎の空調も設置しましょう。住居のある地域にもよりますが、個室タイプの場合はエアコンが必要です。オープンタイプやセミクローズタイプなら、リビングや寝室のエアコンだけでも温度管理ができます。

 

また、防音対策も必要です。テレワークやオンラインミーティングなど静かな環境が必要な場合は、生活音が聞こえないような場所に書斎をつくるとよいでしょう。スペースの関係上、防音対策が必要なら、壁に断熱材を使用したり石膏ボードを二重にしたりすると遮音性を高められます。

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書斎のある間取り事例

書斎のある間取りの事例を紹介していきます。それぞれほかの居室とのバランスを考えた快適な空間になっています。参考にしてください。

 

2階に個室タイプの書斎がある間取り

2階に個室タイプの書斎がある間取り

 

3階の寝室のあるフロアに個室タイプの書斎がある間取りです。カウンターを設置したフリースペースになっているので、パソコンを使ったテレワーク以外にもさまざまな活用ができます。

カウンターの上部に大きめの窓を取り付けて外からの光を室内に取り入れた明るい空間になっています。フリースペースからつながっているトイレは、建物の屋根勾配を活かしたデザインで、空間を有効活用しています。

 

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一面に窓がある共有書斎を設けた間取り

一面に窓がある共有書斎を設けた間取り

 

二世帯住宅に書斎を設けた間取りです。2階は左右の棟に行き来ができるようになっており、共有スペースに二世帯共通の書斎を設計しました。窓側は一面にカウンター設置し、壁側の可動式の大型の棚には二世帯分の収納を確保しています。

二世帯共通のワークスペースを設計、窓側は一面にカウンターを設置しました。また、壁側には可動式の大型の棚があり、二世帯分の収納を確保しています。

 

上階なので、外からの明るさをたっぷり取り込めるようになっています。

 

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広いLDKにオープンタイプの書斎がある間取り

広いLDKにオープンタイプの書斎がある間取り

 

広いリビングダイニングの一部にオープンタイプの書斎を設置した間取りです。LDKを広く使えるようキッチンはペニンシュラタイプ、キッチンの横にダイニングテーブルを設置したので家事動線が短くなっています。

 

窓際にL字型の書斎を設け、上部に大きい窓を取り付けました。家族とコミュニケーションが取れる間取りなので、家事の合間の作業や子供の宿題をするスペースなど、さまざまな用途に活用できます。

 

オープンタイプの書斎がある施工事例を見る

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落ち着いた書斎のある住まいを実現しよう

書斎は、仕事や趣味のスペースとしてリビングや寝室とは別に設けるものです。完全にほかの空間と隔離できる個室タイプや、部屋の一角に設けるオープンスペースの書斎、3方を壁で囲むセミクローズタイプの書斎などさまざまなスタイルがあるので、住まいの広さや用途に合わせて最適なものを選ぶとよいでしょう。

 

書斎は広ければよいわけではありません。書斎をつくることで他のスペースが狭くなる場合もあるため、使う人にとって快適な広さにしましょう。

YAZAWA LUMBERでは、オンラインの家づくり相談会を無料でおこなっています。ショールームや店舗に出向くことなく、家づくりのプロに相談ができます。すまいだけではなく、資金計画や土地探しについてのアドバイスもしているのでお気軽にご予約ください。

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