東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2023/01/30

狭小住宅でビルトインガレージをつくる!必要な面積や作る際の注意点を紹介!

狭小住宅でビルトインガレージをつくる!必要な面積や作る際の注意点を紹介!

狭小住宅は土地の広さが限られているため、理想の間取りを実現するのが難しいと思われがちです。駐車スペースの設置も一見難しそうですが、ビルトインガレージであれば敷地内に車を保管できます。

 

そこで今回は、狭小住宅にビルトインガレージを設けるメリットや注意点について解説します。駐車場付きの狭小住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。

狭小住宅におすすめ!ビルトインガレージとは?

狭小住宅におすすめなビルトインガレージとは何か

建物の一部に駐車スペースを組み込んで、シャッターやドアを取り付けたガレージのことを「ビルトインガレージ(インナーガレージ)」といいます。

 

また、ビルトインガレージが付いた住宅のことを「ガレージハウス」と呼びます。1階部分を玄関とガレージ、2階以上を居住空間にするという間取りが一般的です。

 

シャッターやドアの材質などにこだわれば、おしゃれな外観の狭小住宅を実現できます。ビルトインガレージは、機能性とデザイン性を兼ね備えた住宅を建てたい方に適しているでしょう。

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狭小地でビルトインガレージをつくるメリット

狭小地でビルトインガレージをつくるメリットとは

狭小地に建てるビルトインガレージには、さまざまな魅力があります。建物に格納されているからこそ得られるメリットを、いくつか紹介します。

■敷地が狭くても作ることができる

ビルトインガレージの場合、建物と駐車スペースの土地を別々に用意する必要がありません。建物の敷地さえあれば、1階部分に車庫を設けられるためです。

 

車の大きさやドアの種類によって異なりますが、必要な広さの目安は車1台あたり【幅約3m×奥行き約6m】です。

 

50㎡(15坪)程度の狭小地でも、1~2台分の駐車スペースであればゆとりをもって確保できるでしょう。広めのスペースを確保できれば、車だけでなくバイクやアウトドア用品の収納にも役立つはずです。

 

車のメンテナンスができる空間にしたり、小さな机と椅子を置いて秘密基地のような空間を作ったりするのもおすすめです。

■固定資産税が軽減できる

ビルトインガレージは、容積率(敷地面積に対する延床面積の割合)の緩和を受けることが可能です。延床面積に対して5分の1までの広さであれば、床面積に含まれないという利点があります。

 

毎年納めなければならない、固定資産税の負担軽減につながるでしょう。ただし、上限から外れた部分は延床面積に含まれます。また建ぺい率の緩和措置は受けられないので、混同しないよう注意が必要です。

 

なお、地下に車庫を設置すれば、延床面積の3分の1までの容積率は建ぺい率の規制を受けません。こちらも固定資産税の軽減につながるポイントです。

 

固定資産税は毎年支払わなければならないので、長いスパンで考えると非常にお得ではないでしょうか。

 

ただし固定資産税は自治体によって金額が異なります。詳細は、建築予定地の自治体もしくはハウスメーカーの担当者に確認しましょう。

■生活動線を整えることができる

ビルトインガレージは建物の一部に組み込まれているため、生活動線の効率化を図れます。ガレージに勝手口を取り付ければ、出入りのたびに玄関へ回る必要がありません。狭小住宅の場合、2階にLDKを配置する間取りが多く見られます。

 

勝手口と階段を近付ければ、生活動線の向上につながるでしょう。寝ている子どもや重い荷物があるとき、すぐに室内へ入れるのも大きなメリットです。また雨の日に、濡れることなく乗り降りできるという魅力も持ち合わせています。

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狭小地にビルトインガレージをつくるのに必要な面積

狭小地にビルトインガレージをつくるのに必要な面積とは

必要な面積を考えるにあたって、まずチェックしてほしいのが車の大きさです。メーカーや車種によって違いはありますが、一般的な車体のサイズ(幅×奥行き)は次の通りです。

 

【軽自動車】1.5m×3.4m
【5ナンバー車】1.7m以下×4.7m以下
【3ナンバー車】1.7m以上×4.7m以上

 

上記に加えて考慮してほしいのが、人が乗り降りしたり歩いたりするスペースです。

 

運転席と助手席の両側から乗り降りする場合、必要な幅はそれぞれ0.7m~1.1m程度です。運転席側からのみ出入りする場合、助手席側のスペースは0.2m~0.3m程度で構いません。

 

人が歩くことを想定するならば、0.6m程度の幅を確保しておきましょう。また前方には0.5m以上、後方には0.3m以上のスペースを設けるのが理想です。この広さがあれば、シャッターの邪魔にならず、トランクも自由に開け閉めできます。

 

つまり車種に関係なく、車の横には0.9m、前後には0.8mのスペースが必要だということを覚えておきましょう。以上を加味すると、狭小地のビルトインガレージに最低限必要な面積は次の通りです。

 

【軽自動車】2.4m×4.2m=10.1㎡(約3.1坪)
【5ナンバー車】2.6m×5.5m=14.3㎡(約4.3坪)
【3ナンバー車】2.8m×6m=16.8㎡(約5.1坪)

 

ガレージ内に収納コーナーを設けたり、両側のドアから乗り降りをしたりする場合はさらに広いスペースを確保しなければなりません。車イスを利用する場合も同様です。

 

また、メーカーや車種によって車体の大きさは異なります。あくまで参考程度にとどめておいてください。

 

さらに、一度建てたビルトインガレージはサイズ変更が困難です。将来的に買い替えや増台を予定している方は、設計段階で忘れず反映させましょう。

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狭小住宅にビルトインガレージを作る際の注意点

狭小住宅にビルトインガレージを作る際の注意点とは

狭小住宅にビルトインガレージを設ける際、気を付けてほしいポイントがいくつかあります。家族全員が住みやすい住宅を実現するために、間取りや設備に工夫を凝らしましょう。

■間取りに気をつけたい!広く見せる工夫

1階部分に駐車スペースを設けると、少なからず居住スペースが削られます。

 

狭小住宅はワンフロアの広さがとくに限られているので、LDKを思い切って2階に配置するのがおすすめです。家族の集まるメインの空間を、広々と利用できるでしょう。

 

またスケルトン階段(骨組みと踏板のみでできている階段)を取り入れるのも、空間を広く見せるためのコツです。採光や通風を確保でき、明るく開放的な空間になるでしょう。

 

ほかにもスキップフロアに書斎やキッズスペースを設置する、階段下に収納スペースを設けるといったアイデアが挙げられます。いろいろな工夫を凝らして、デッドスペースを有効活用しましょう。

■十分な耐久性と耐震性を確保

 

狭小住宅にビルトインガレージを設けると、1階部分の大半が駐車スペースになります。また出入口には、出入庫のための広い開口部を作らなければなりません。

 

その場合に懸念されるのが、耐久性や耐震性の問題です。重量鉄骨や鉄筋コンクリート、安全性の高いSE構法を用いた木造住宅で建築する必要があります。

 

通常に比べると建築コストはかかりますが、工法や建材を工夫して、家族が安心して住める家づくりをおこないましょう。

■騒音対策

ビルトインガレージは建物に隣接しているため、エンジン音や振動、車のメンテナンスの作業音などがどうしても響きやすいです。室内で過ごす家族に迷惑をかけないよう、十分な騒音対策と振動対策を施しましょう。

 

またシャッターの開閉音も、注意すべきポイントです。近隣住民との騒音トラブルに発展する可能性もあるので、早朝や深夜に出入りする機会が多い方はとくに気を付けてください。

 

スライド式あるいは電動シャッターを取り入れるのがおすすめです。ただし後者は、固定資産税が上がる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

 

判断に困ったときは、ハウスメーカーの担当者に相談して設計を進めてください。

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狭小住宅でビルトインガレージを建てるならヤザワランバーにご相談ください

ビルトインガレージは、狭小住宅の敷地内に駐車スペースを設けるための唯一の手段です。生活動線の向上や固定資産税の軽減といったメリットも期待できるので、駐車場付きの狭小住宅を建てたい方はぜひ設置を検討してください。

 

ただし快適な家づくりを実現するには、ガレージの広さや住宅の間取りを慎重に考えなければなりません。建てたあとに後悔しないよう、信頼できる工務店に施工を依頼しましょう。

 

ヤザワランバーは、東京を中心に注文住宅の建築をおこなっている住宅会社です。創立48年で培った経験を活かし、住宅性能やデザインにこだわった間取りのご提案が可能です。

 

ただいま「オンライン家づくり相談会」を開催していますので、狭小住宅を建てたいと考えている方はぜひ一度ご参加ください。

 

お客様の生活環境や家族構成などをお伺いした上で、適切な間取りのご提案をいたします。資金計画や土地探しも無料でサポートしますので、これから準備を始める方も気軽にご相談ください。

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