かっこいいアメリカンガレージハウスをつくりたい！人気の理由やポイントを紹介！

建物に駐車スペースが組み込まれた「ガレージハウス」が、近年注目を集めています。設計にこだわることで、機能性だけでなくデザイン性にも優れたガレージハウスを実現できるでしょう。

そこで今回は、アメリカンガレージハウスの特徴や魅力、設計のポイントなどを紹介します。おしゃれなガレージハウスを建てたい方は、ぜひ参考にしてください。

アメリカンガレージハウスとは？

アメリカンガレージハウスとは、その名の通り「アメリカ風のガレージハウス」のことです。具体的にはレンガや木目調の壁、重厚感のある木製のドアなど、アメリカンな建築が取り入れられています。

また平屋建てのガレージが、2階建ての母屋に隣接する形で設けられているのもアメリカンガレージハウスの特徴です。国土が広く、一家に車を何台も所有している国ならではの特徴といえるでしょう。

日本でも、海外のドラマや映画に登場するガレージに憧れて「アメリカンガレージハウスを設置したい」と思う方が少なくないようです。

アメリカンガレージハウスの魅力・人気の理由！

まずガレージハウスの魅力として挙げられるのが、雨風や紫外線などから大切な車を守れるという点です。屋内の目が届くところに車を保管できるので、防犯性が高いことも大きなメリットです。

また居住空間とつながっているため、悪天候の日も濡れることなく外出できます。室内までの距離が近いので、重い荷物や寝ている子どもを降ろすときの負担も軽減されるでしょう。

さらにガレージハウスには、車だけでなくバイクや自転車、アウトドアグッズなど幅広いアイテムを保管できます。間取りを工夫すれば、車のメンテナンスやDIYができる秘密基地のような空間に仕上がるでしょう。

アメリカンガレージハウスは、唯一無二のおしゃれなガレージを実現できます。居住空間に負けないほどのこだわりで、デザイン性と機能性に優れたガレージを持ちたい人から高い注目を集めているようです。

アメリカンガレージハウスをかっこよくするポイント！

理想通りのガレージハウスを建てるためには、あらかじめ完成イメージを持っておくことが大切です。そこで、スタイリッシュなアメリカンガレージハウスを建てるためのポイントをいくつか紹介します。

■ガレージドア

ガレージドアは、外観のイメージを大きく左右します。日本ではアルミ製が主流ですが、アメリカンガレージハウスでは木製（木目調）のガレージドアが一般的です。高級感や重厚感の中に、木製ならではのぬくもりが感じられるでしょう。

またシャッタータイプではなく、天井に向かってスライドさせるタイプ（オーバースライドタイプ）が取り入れられているのもアメリカンガレージハウスの特徴です。デザイン性が高いほか、開閉時の音が静かで強風に強いという機能性の高さも持ち合わせています。

ただしオーバースライドタイプの場合、天井に照明を設けることが難しくなります。また防火対策の問題で、木製のガレージドアが設置できない可能性があることも知っておきしょう。

■外壁

外壁も、通行人や近隣住民の目を引きやすい部分の一つです。

理想のテイストに合わせて、ベストの外壁材を選びましょう。外壁の色は、使う色を2～3色までに留めるのがおしゃれに見せるコツです。それ以上の色を使うと、統一感がなくなってちぐはぐとした印象になるので注意してください。

困ったときはツートンカラーで、階層ごともしくは縦で塗り分けるのがおすすめです。出窓やベランダ部分のみ、アクセントとして色を変えるのもよいでしょう。

3色使用する場合は、淡い色2色に濃い原色を1色加えるのがポイントです。原色がアクセントになり、おしゃれな外観に仕上がるでしょう。

■内装

レンガや木目調の内壁にすることで、アメリカンな雰囲気にグッと近付きます。

照明などにもこだわれば、本場のアメリカンガレージハウスに負けない仕上がりになるはずです。雰囲気を出すために、温かみのあるオレンジ系の照明を取り入れるとよいでしょう。

■家具・小物

かっこいいアメリカンガレージハウスを実現するためには、家具や小物類へのこだわりも忘れてはいけません。

アメリカンテイストの机や椅子を用意したり、壁にブリキの看板を取り付けたりしてはいかがでしょうか。家族の同意が得られれば、室内のインテリアも同じテイストで揃えるのがおすすめです。

イメージが湧かない方は、アメリカのドラマや映画をぜひ参考にしてください。理想を叶えるためのヒントが、きっと見つかるでしょう。

■素材感とカラー

使用する素材やカラーも、アメリカンガレージハウスのかっこよさを大きく左右します。タイルや無垢材、レンガなどを使用して、可能な限り居住空間の内装と合わせるのがおすすめです。

カラーについては、どのようなテイストにしたいかを考えた上で検討しましょう。例えばポップな印象であればパステルカラーやポップカラー、カリフォルニア風であればホワイトやネイビーを積極的に用いるのがよいでしょう。

落ち着いた印象にしたい場合は、ダークブラウンやベージュなどでオールドアメリカンな雰囲気にまとめましょう。

■窓

実は窓のタイプも、日本とアメリカとで違いがあります。日本では横に動かして開閉をおこなう「引き違い窓」が一般的であるのに対し、アメリカの住宅では上下に動かす「上げ下げ窓（ダブルハングウィンドウ）」が主流です。

ほかには、気密性や防犯性の高さを重視した「縦すべり出し窓」や「横すべり出し窓」、採光を確保しやすい「FIX窓」などもよく取り入れられています。

目的やデザインの好みに合わせて、最適なタイプの窓を選びましょう。あわせてサッシに色付けをすれば、外観のアクセントにもなるはずです。

アメリカンガレージハウスの注意点

続いては、アメリカンガレージハウスを建てる際の注意点について解説します。住み始めてから後悔しないよう、事前に理解した上で設計に反映させましょう。

■建築コストが高くなる可能性がある

土地の広さが限られている日本では、1階部分をガレージ、2～3階部分を居住空間にする間取りが大半です。しかしその間取りを実現するためには、1階部分に車の出入庫のための間口を設けなければなりません。

駐車スペースの土地代や月極駐車場の料金などは節約できますが、耐震性や耐久性を高めるための施工によって建築コストが高くなる可能性があります。

■換気・照明設備・防音対策が必要

アメリカンガレージハウスに必要なのは、耐震性や耐久性に関する施工だけではありません。

排気ガスが充満したり居住空間に入り込んだりしないための換気対策や、安全性を確保するための照明などが求められます。シャッターを下ろすとガレージの中は暗くなるので、車を保管するだけの目的であっても照明は欠かさず設置しましょう。

さらにガレージハウスは、駐車スペースが居住空間と隣接しています。十分な防音対策をとり、エンジンの振動音や作業時の音が響かないようにしましょう。

ガレージと寝室を離すなど、部屋の配置を工夫するのも有効な手段です。早朝や深夜の外出が多い方は、近所に迷惑をかけないよう音が出にくいシャッターを選びましょう。

■サイズ変更が難しい

一度建てたアメリカンガレージハウスは、サイズ変更が非常に困難です。駐車台数を増やすことはもちろん、車幅や高さが異なる車への買い替えも難しい可能性があります。

家族の成長などを十分に考慮し、将来を見据えた設計をおこないましょう。

■居住スペースが狭くなりやすい

建物に駐車スペースを組み込むという構造上、居住スペースが狭くなるという難点を抱えています。3階建てにして延床面積を増やすという方法もありますが、年齢を重ねるにつれて上下の移動が大変になるでしょう。

また建ぺい率の問題で、建てられる間取りや階数に制限が生じる可能性もあります。建ぺい率や容積率は自治体ごとに異なるので、詳細は建築予定地の自治体のホームページを確認しましょう。

アメリカンガレージハウスの費用相場

まず車1台を駐車するためには、6坪（12畳）程度のスペースが必要です。

坪単価が約40万円であると仮定した場合、ガレージ部分の費用相場は約240万円になります。ただし、ガレージの大きさや建材の種類などによって費用は大きく変動します。ガレージドアなどを輸入すれば、費用はさらに高額になります。

設備や内装にこだわった結果、坪単価が60万円を超えるケースも珍しくありません。その場合は、車1台分のスペースで300万～400万円程度の費用が必要になるでしょう。

アメリカンガレージハウスを建てて後悔しないためには、事前に決めた予算の範囲内で設計をおこなうことが大切です。

ポイントを押さえて理想のアメリカンガレージハウスを実現しよう

駐車スペース付きのおしゃれな住宅を建てたい方には、アメリカンガレージハウスがおすすめです。家族の希望や予算と相談しながら、デザイン性と機能性を兼ね備えたガレージハウスを実現しましょう。

ハウスメーカーの担当者に相談しながら設計を進めることが、失敗しないための重要なポイントです。アメリカンガレージハウスについて、豊富な知識と経験を有した住宅会社に施行を依頼しましょう。

ヤザワランバーは、東京を中心に家づくりを手掛けている住宅会社です。

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