東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2022/11/29

狭小住宅を広くおしゃれに見せるには?インテリア選びや間取りのコツを紹介

狭小住宅を広くおしゃれに見せるには?インテリア選びや間取りのコツを紹介

都心部にマイホームを建てる選択肢として、近年注目を集めているのが狭小住宅です。ただ狭小住宅は、土地の広さに限りがあります。広くておしゃれな印象の住宅を実現するには、間取りの設計やインテリア選びを慎重に行わなければなりません。

 

間取りやインテリアのコツを理解し、快適でおしゃれな狭小住宅を手に入れましょう。

狭小住宅とは

狭小住宅とは何か

その名の通り、狭くて小さい土地に建てられた家のことを「狭小住宅」といいます。狭小住宅に明確な定義はなく、15坪以下の土地に建てられた住宅を指すことが多いです。

 

坪単価が高くなりがちな都心部でよく見られ、中には変形地や三角形の土地もあります。居住空間を確保するために、2階建てに地下室あるいは3階建てを加える間取りが一般的です。

■狭小住宅のメリット

狭小住宅の一番のメリットは、利便性が高いエリアに低コストで家を建てられるという点です。土地代が安く抑えられるため、限られた予算の中で都心部にマイホームを構えることが可能です。

 

交通インフラが整備されたエリアであれば、通勤や通学、買い物に困ることはまずないでしょう。

 

また敷地面積が狭い分、固定資産税が安く抑えられるのも嬉しいポイントです。建物がコンパクトなので空調が効きやすく、光熱費の節約も期待できます。さらに、車を持たない選択をすれば、ガソリン代や自動車税が不要になります。

 

こういったランニングコストは、長いスパンで見たときに大きな違いが出るポイントです。

■狭小住宅のデメリット

土地代が安く済む一方で、建築費用は高くなりがちです。密集地では建材を搬入したり足場を組んだりしにくく、人件費や輸送費などがかさむためです。3階建てやビルトインガレージを設置する場合は、耐震性や耐久性を高めるための工事も必要になるでしょう。

 

また隣家との距離が近いことも、狭小住宅が持つ難点の一つです。室外機の音や子どもの声が原因で、騒音トラブルに発展する可能性があります。

 

さらに、近隣に3階建てや高層ビルが多いエリアでは、通風や採光も確保しにくくなるでしょう。

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狭小住宅を広く見せる間取りのポイント

狭小住宅を広く見せる間取りのポイントとは

狭小住宅は、間取りの工夫次第で空間を広く見せることが可能です。次に紹介するポイントを押さえ、広くて生活しやすい狭小住宅を手に入れましょう。

■天窓や吹き抜けで開放感をつくる

まずおすすめしたいのが、天窓(トップライト)や吹き抜けの設置です。光を効率よく取り込んで、開放的かつ明るい空間を実現できます。家の向きや間取りによって最適な位置は異なるので、細かい配置は設計士に相談するとよいでしょう。

 

吹き抜けを設置して、部屋同士の区切りをなくすのも一つのポイントです。視線が奥に向き、視覚効果で開放的な印象になります。

■スキップフロアで奥行きを出す

スキップフロアを設けて、空間に奥行きを出すのも効果的です。縦の空間を利用して緩やかに区切っているので、部屋全体が広々とした印象になります。

 

階数を増やすことなく生活スペースを広げられるのも、メリットの一つです。セカンドリビングや子どもの遊び場、趣味を楽しむ書斎などに最適です。

■中庭で採光を確保する

採光を確保する手段として、中庭を設けるのもおすすめです。密集地で周囲の視線が気になる場合は、配置を工夫しながら「コの字型」や「ロの字型」にするとよいでしょう。

 

狭小住宅の場合は広さの問題もあるかもしれませんが、あるとないとでは大きな違いが生じます。

 

自然光を取り込みながら、ちょっとした家庭菜園や日光浴が楽しめるのは一石二鳥ではないでしょうか。できるだけ多くの部屋に光がバランスよく届くよう、配置を工夫することが大切です。

■収納場所を十分に設ける

間取りを考えるにあたって、忘れてはならないのが収納場所の確保です。住み始めてから徐々に物を買い足したり、子どもの成長で荷物が増えたりすることも考慮した上でスペースを設けなければなりません。

 

家じゅうのあらゆるデッドスペースを活用し、収納場所を十分に確保しましょう。

 

例えば、キッチンや洗面所に備品収納のための床下収納を設けたり、小屋裏を活用してロフトを作ったりする方法があります。階段下のスペースは、収納だけでなくトイレを設置することも可能です。

 

活用できるデッドスペースは間取りによって異なるので、ピンと来ない場合は設計士に相談して話を進めましょう。

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狭小住宅をおしゃれに見せるインテリアのコツ

狭小住宅をおしゃれに見せるインテリアのコツとは

狭小住宅は、ちょっとしたコツを取り入れることでおしゃれな印象になります。特別高いコストがかかるわけではないので、間取りを設計する際はぜひ参考にしてください。

■コンパクトな家具を選び床を見せる

土地に限りがある狭小住宅では、家具選びが部屋の印象を左右します。スペースを圧迫しない、コンパクトなものを取り入れることでスッキリとしたイメージになるでしょう。家具の数を必要最低限に留め、ごちゃごちゃとさせないことも重要です。

 

配置の仕方にルールはありませんが、壁にくっつけて置くことで中央の床が広く見え、狭小住宅でも圧迫感のない空間になります。壁掛けテレビを配置し、省スペースを図るのもよいでしょう。

■ロータイプの家具を選ぶ

「ロータイプ」という、縦のサイズが低い家具を取り入れることで開放感あふれる空間を演出できます。ロータイプの家具は床に近く、狭い空間の中でも視界を圧迫しないためです。

 

また、横にラインが広がる「ルーバーデザイン」の家具も、開放的な印象の空間づくりに一役買ってくれるでしょう。

■見せる収納を活用する

収納に使えるスペースは、床下や階段下だけではありません。

 

壁面に棚やフックを取り付けることで、収納性とデザイン性を両立したスペースを設けることが可能です。小物を置いたり、調理器具を引っ掛けたりして「見せる収納」にしてはいかがでしょうか。

 

例えば階段の壁面に本棚を設けて、踊り場にイスを置けばちょっとした図書館のような空間になります。収納したい物の種類や量に合わせて、適切な収納場所を選びましょう。

■配色を工夫する

これまで家具の大きさや形状について言及しましたが、配色も部屋のイメージを左右するポイントです。好みでチョイスするのがベストではありますが、色が与える印象や役割を理解した上で選びましょう。

 

例えば空間を広く見せたいときは、白色や黄色などの明るいカラーを積極的に取り入れるのがおすすめです。また赤などの刺激的なカラーは「膨張色」、青などの落ち着いたカラーは「後退色」といわれています。家具やカーテンの一部に、アクセントとして後退色を入れれば視界がグッと広がるはずです。

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狭小住宅を建てる際の注意点

狭小住宅を建てる際の注意点とは

最後に、狭小住宅を建てるときの注意点をいくつか紹介します。住み始めてから「こうしておけばよかった」と後悔することがないよう、設計の段階でぜひ取り入れてください。

■生活動線を考えた間取りにする

狭小住宅のような、縦に長い建物は生活動線や家事動線が悪くなりがちです。

 

例えば1階に洗濯機、3階に洗濯物を干すためのバルコニーがあると、毎日階段を何往復もしなければなりません。このような場合は、洗濯室からアクセスしやすい小さな中庭を設けてはいかがでしょうか。採光も確保できて一石二鳥です。

 

すべての家事を特定の人が行う場合は、水回りをまとめて洗濯室とキッチンを近くするというアイデアもあります。実際に生活する様子をイメージし、間取りに落とし込むことが大切です。

■廊下や壁をなるべく減らす

廊下や壁が多いと、圧迫感を抱きやすくなります。家全体を一つの空間として捉え、仕切りは必要最低限に留めましょう。

 

例えば玄関ホールを設けず、LDKへすぐ入れるようにすれば、床面積の節約と同時に生活動線の向上が見込めます。LDKとキッチンを直結させる、あるいはキッチンや洗面所の幅を広げて、廊下としての役割を兼ねる設計にするアイデアもあります。

 

また壁については、空間を緩く仕切って立体感や奥行きを演出できるスキップフロアがおすすめです。

 

どうしても仕切りが必要な場合は、ガラス製の仕切りや引き戸を採用しましょう。透明の仕切りには閉塞感がそれほどなく、引き戸であれば必要なときだけ仕切ることが可能です。

■防音・防犯の工夫を忘れない

密集地は隣家との距離が近く、外部からの死角が多くなりがちです。狭小住宅を建てる際は、防音・防犯の工夫を欠かさず取り入れましょう。

 

例えばエアコンの室外機や給湯機は、運転時の音が隣家の迷惑にならない場所へ設置するのが理想です。メンテナンスが必要になった場合のことも考えて、できれば作業スペースも確保しましょう。小さな子どもがいる家庭では、防音性が高い建材を採用するのも一つの選択肢です。

 

防犯については、玄関前に防犯カメラや防犯ライトを設置するのがおすすめです。また、踏むと音が出る砂利を敷いたり、1階や2階の窓を防犯ガラスにしたりする方法もあります。

 

費用はかかりますが、快適かつ安心して暮らすためには妥協しないことが大切です。

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おしゃれな狭小住宅を建てるならヤザワランバーにお任せください

土地の広さに限りがあるからといって、狭小住宅でインテリアを諦める必要はありません。むしろ、浮いた土地代やランニングコストを内装に回すことで、おしゃれな家づくりができる可能性があります。

 

理想の空間イメージや家族の生活スタイルをもとに、おしゃれで広々とした狭小住宅を実現しましょう。専門知識が豊富な設計士と協力することが、家づくりを成功させる秘訣です。

 

住宅会社のヤザワランバーは、東京を中心に「1棟1コンセプト」の家づくりを行なっています。狭小住宅も複数手掛けた実績があり、おしゃれで快適な家づくりを叶えるためのご提案が可能です。

 

ただいま「オンライン家づくり相談会」を実施していますので、これから狭小住宅を建てる予定の方はぜひご参加ください。予算に合わせた間取りのご提案はもちろん、資金計画や土地探しも無料でサポートいたします。

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