東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2022/07/27

平屋と二階建てどちらを選ぶ?メリットや費用・暮らし方の違いを徹底解説

平屋と二階建てどちらを選ぶ?メリットや費用・暮らし方の違いを徹底解説

注文住宅といえば二階建てが主流ですが、近年は平屋も注目されています。家は決して安い買い物ではないため、自身に合った建築様式を慎重に検討することが大切です。

 

そこで今回は、それぞれのメリットや費用、暮らしの違いを徹底解説します。平屋と二階建てで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。それぞれの特徴を理解し、理想の家づくりを実現しましょう。

平屋と二階建てのメリットを比較

平屋と二階建てのメリットの比較とは

まずは、平屋と二階建てのメリットをそれぞれ紹介します。自身の生活スタイルや希望条件と照らし合わせ、どちらが適しているか検討しましょう。

■平屋のメリット

 

・家事動線が効率的になる
平屋には階段がないため、効率的な家事動線を実現できます。例えば洗濯のたびに上下の移動をしたり、階段に掃除機をかける作業が平屋にはありません。家事は毎日のことですから、シンプルな家事動線は心身の負担軽減につながります。時間の短縮にもなり、時間を有効活用できるでしょう。

 

・家族とのコミュニケーションが取りやすい
平屋は、すべての部屋や設備がワンフロアに収まっています。そのため、家族が顔を合わせてコミュニケーションを取る機会がおのずと増えるでしょう。家族の気配を感じやすいため、子どもや高齢者がいる家庭に適しています。玄関とLDKを隣接させれば「家族が知らない間に帰ってきていた」ということもありません。

 

・災害に強い
二階部分がない平屋は、構造が安定しやすく耐震性に優れています。万が一地震が起こっても、それほど大きく揺れないため、被害を最小限に留められるでしょう。二階建てに比べると、外壁にクラック(ひび割れ)が起こるリスクも低い傾向にあります。また二階建てよりも壁面積が小さいため、強風や台風の被害を抑えられる点も魅力の一つです。

■二階建てのメリット

 

・プライバシーを確保しやすい
フロアが分かれていることで、平屋よりも家族間のプライバシーを確保しやすくなります。二世帯で暮らす場合は、親世帯と子世帯とで階を隔てて生活すれば、お互いにほどよい距離感を維持できるでしょう。また通行人や近隣住民の目線が届きにくくなることも、二階建てならではのメリットです。特に二階部分は目線が高い位置となるため、外部からのプライバシーを確保しやすくなります。

 

・狭い土地でも快適な広さの家を建てられる
単純に同じ延床面積の家を建てると仮定した場合、平屋は二階建ての約2倍の土地が必要です。
二階建てであれば、狭い土地であっても縦の方向へ空間を確保できます。決められた敷地の中で家を建てなければならない方や、土地に使える予算に限りがある方には二階建てが適しているでしょう。部屋数を多くしたい方にもおすすめです。

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平屋と二階建ての費用の違い

平屋と二階建ての費用の違いとは

平屋と二階建ては、費用も大きく異なります。建築条件や設備のグレードなどの違いで変動することはありますが、基本の考え方を知っておけば家づくりに活かせるでしょう。それぞれの費用の違いを、3つの視点で解説します。

■建築費用の違い

同じ坪数の家を建てると仮定した場合、一般的に、建築費用は二階建ての方が高額になります。二階建ての方が、平屋よりも延床面積や外壁の面積が大きいためです。

 

一方で同じ延床面積の家を建てる場合は、平屋の方が坪単価が高くなります。平屋はすべての部屋や設備をワンフロアに収めなければならず、建築面積が大きくなるためです。

 

また平屋を建てる場合、二階建てよりも大きな屋根を設けることになります。それに伴い、基礎工事部分や屋根工事部分に費用がかかり、平屋の坪単価が割高になるでしょう。

 

ただし建築費用は、間取りや設備のグレードなどによって大きく変動します。また、家づくりでは屋根や外壁が大きな割合を占めるため、用いる屋根材や外壁材によっても変わるでしょう。どちらが安くなるか正確に知りたい場合は、平屋と二階建ての両方で見積りを作成してもらうことをおすすめします。

■固定資産税の違い

マイホームに関する費用は、新築するときだけに発生するわけではありません。家を所有すると、毎年「固定資産税」と「都市計画税」の二種類の税金を納める義務が生じます。

 

同じ延床面積の家を建てると仮定した場合、平屋の方が固定資産税が高くなるでしょう。平屋を建てるには二階建ての約2倍の土地が必要となることから、固定資産税評価額(固定資産税を賦課するための基準となる評価額)が高くなるためです。

 

ただ、これはあくまで「同じ価値をもつ2つの土地」で考えたものであり、必ずしも平屋の方が高くなるとは限りません。例えば「田舎の50坪の土地」と「都心部の25坪の土地」では、後者の方が固定資産税評価額が高くなる場合もあります。異なるエリアで、平屋と二階建てを迷っている方は注意してください。

■メンテナンス費用の違い

築年数が経過したときに、避けては通れないのが家のメンテナンスです。

 

メンテナンス費用については、基本的に平屋の方が安くすみます。外壁塗装など高所の作業には足場が必要ですが、平屋は建物が低く、足場代が二階建てよりかからないケースが多いためです。

 

メンテナンスは数年ごとに行う必要があり、そのたびにまとまったお金がかかります。新築時だけではなく、将来のことも見据えながら建築様式を検討しましょう。

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平屋と二階建ての暮らし方の違い

平屋と二階建ての暮らし方の違いとは

平屋と二階建ては、暮らし方も大きく異なります。住み始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、事前に理解しておきましょう。

■階段の有無による違い

平屋と二階建ての一番の違いは、階段の有無です。階段は、家の中で事故が起こりやすい場所の一つです。特に小さい子どもやお年寄りがいる家庭では、不慮の事故に注意しなければなりません。

 

ただ、階段の形状を工夫したり手すりを設置したりしても、事故が起こる可能性はあります。リスクを少しでも減らしたい方は、思い切って階段のない平屋にするのも一つの選択肢です。

 

一方で階段には、段差を活かして中二階やスキップフロアを設けられる可能性が秘められています。また階段下の空間を活用すれば、新たな収納スペースを確保できるでしょう。

■間取りの違い

間取りも、建築様式によって大きな違いがあります。

 

まず平屋は、LDKや水まわりがワンフロアに収まっている点が特徴です。LDKを中央に設ければ、各自の部屋やトイレにアクセスしやすくなるでしょう。水まわりをまとめれば、毎日の家事もラクになります。シンプルな生活動線や家事動線を実現したい方には、平屋が適しているでしょう。

 

一方で二階建ては、階段があるため上下の移動が欠かせません。間取りを工夫しても、年齢を重ねるにつれて移動が大変になります。二階建てにする場合は、家族が集まるLDKや、トイレや浴室などの水まわりを優先的に配置するとよいでしょう。空間の用途だけを考えて設計すると、複雑な動線になり、生活がしにくくなるため注意してください。

 

いずれにせよ間取りを決める際は、実際に暮らす様子をシミュレーションすることが大切です。

■向いている家族構成の違い

二世帯住宅を検討中の方には、二階建てがおすすめです。

 

平屋では各世帯の生活空間を分けることが難しく、必然的に共用の部屋や設備が多くなります。これまでも同居していた家庭であれば、それほど問題はないかもしれません。

 

しかし急に同じ空間で生活することになると、たとえ身内であってもストレスを感じるはずです。特に世帯ごとで生活スタイルが異なる場合は、音などの問題でトラブルに発展する可能性もあるでしょう。

 

その点、二階建てであれば各世帯の生活空間を容易に区切れます。一階で親世帯、二階で子世帯が生活すれば、各世帯のプライバシーを確保しつつ生活できるでしょう。親世帯が、階段を使わず生活できるのもポイントです。予算に余裕があれば、トイレを各階に設置することでより過ごしやすくなります。

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平屋と二階建てに悩んだらヤザワランバーへご相談ください

平屋と二階建ては、特徴や費用が大きく異なります。

 

どちらが優れているということはありませんので、自身の生活スタイルや希望の条件に合った建築様式を選びましょう。まずは家族と話し合い、希望する条件の優先順位を決めて検討することが大切です。

 

決断できないときはハウスメーカーの担当者に相談し、それぞれの見積りや間取りを提案してもらうのがおすすめです。両者の特徴を見比べながら、後悔しない決断をしてください。

 

住宅会社のヤザワランバーでは、創立48年の経験を活かし「1棟1コンセプト」の家づくりを行っています。家族構成や理想の暮らし方などをお伺いした上で、専属の設計士が最適なご提案をいたします。

 

ただいま「オンライン家づくり相談会」を実施していますので、東京近辺で新築を検討中の方はぜひ一度ご参加ください。建築様式や間取りのことだけでなく、資金計画に関するご相談も承っています。また土地をお持ちでない方には、土地探しからお手伝いすることも可能です。希望するエリアで、理想の家づくりを実現しましょう。

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