東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2022/07/26

平屋の坪単価相場はどれくらい?二階建てより高くなる理由や抑えるコツも解説

平屋の坪単価相場はどれくらい?二階建てより高くなる理由や抑えるコツも解説

平屋住宅は、すべての部屋や設備がワンフロアに集積されている点が大きな特徴です。ただ一階建てであるからといって、安価で建てられるとは限りません。場合によっては、坪単価が二階建て住宅よりも高くなります。

 

本記事では平屋の坪単価相場や、二階建てよりも高額になる理由を解説します。坪単価を抑えるコツや注意点も紹介しますので、家づくりを検討中の方はぜひ参考にしてください。

平屋の坪単価相場はどれくらい?

平屋の坪単価相場とは

建築費用を計算するにあたって、知っておきたいのが「坪単価」です。建築費用は、坪単価に延床面積を掛けることで算出できます。その価格を予算と照らし合わせることで、建てられる平屋の広さを大まかに把握できるでしょう。

 

平屋の坪単価相場は、木造住宅の場合で40万~60万円程度とされています。

 

ただし住宅の構造や広さ、設備のグレードなどによって坪単価は大きく変動します。また住宅会社によって用意されるプランや工法が異なるため、どの会社に依頼するかといった点も大きなポイントとなるでしょう。

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平屋の坪単価が二階建てよりも高くなりがちな理由

平屋の坪単価が二階建てよりも高くなりがちな理由とは

平屋住宅と二階建て住宅を同じ規模の敷地に建てた場合、平屋の坪単価の方が10%~20%程度割高になることがあります。

 

平屋の坪単価が、二階建てよりも高くなりがちな理由を3つ紹介します。

■延床面積が小さいため

延床面積とは、すべての階層の床面積を合計したものを指します。同じ敷地面積に住宅を建てる場合、二階建ての方が平屋に比べて延床面積が大きくなるでしょう。

 

また平屋はすべての部屋や設備をワンフロアに収める必要があるため、延床面積を広げることが困難です。そのため二階建てに比べて、延床面積が小さくなる傾向にあります。

 

坪面積は下記の式で算出できるため、延床面積が小さいほど坪単価は高くなってしまうのです。
【坪単価=建築費用÷延床面積】

■建築面積が大きいため

建築面積とは「建物を真上から見たときの面積」のことです。平屋の場合、ワンフロアの空間にLDKや水まわりなどをすべて収めなければなりません。そのため同じ延床面積の二階建てと比べて、建築面積が大きくなる傾向にあります。

 

建築面積の増加に伴い建物の基礎工事部分などが大きくなるため、平屋の坪単価は割高になってしまうでしょう。

■屋根面積が大きいため

屋根面積が大きいことも、平屋の坪単価が高くなりがちな理由のひとつです。

 

屋根の材質や形状による若干の違いはありますが、二階建てに比べて屋根面積が大きくなるのは確かです。またプランによっては、壁面積も割高になることがあります。屋根や壁は住宅の中で大きなウェイトを占めるため、坪単価に換算すると高額になるでしょう。

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平屋の坪単価を抑えるコツ

平屋の坪単価を抑えるコツとは

平屋は坪単価が高くなる傾向にありますが、設計の段階で工夫をすれば抑えることが可能です。

 

坪単価を抑えて平屋を建てたい方は、ぜひ参考にしてください。

■建物の形やデザインをシンプルにする

建物の凹凸を極力なくし、形やデザインをシンプルにすることで坪単価を抑えられます。より安くしたい場合は、建物の形状を箱型に近づけるとよいでしょう。併せて、使用する建材を下げることにより坪単価はさらに安くなります。

 

シンプルなデザインに抵抗がある方もいるかもしれませんが、スタイリッシュな印象への仕上がりが期待できます。

■必要な設備を厳選する

平屋に限らず、希望の設備をすべて詰め込むと住宅の坪単価は高額になりやすいでしょう。

 

例えば類似したデザインの設備でも、海外製のブランド品は国内製のものより高くなる傾向にあります。予算に合わない場合は、型落ち品を探してセール価格で購入することで、坪単価の節約に繋がるでしょう。

 

また必要に応じて設備のグレードを下げるのも、坪単価を抑える重要なポイントです。設備に対する優先順位を事前に決めておき、生活に必要な設備を厳選して取り入れましょう。

■窓や廊下を減らす

不要な窓や廊下を減らすことも、坪単価を抑えるための大切なポイントです。

 

窓の数が多いと費用がかさむほか、壁の強度の問題で、耐震補強に関する追加費用が発生する場合があります。窓の価格は材質などによって違いがありますが、小窓を1つ減らすだけでも十数万円の節約になるでしょう。

 

次に廊下についてですが、廊下を減らすことで期待できるのは坪単価の節約だけではありません。無駄なスペースが省けることで、ワンフロアの空間を有効活用できます。生活動線や家事動線をシンプルに設計でき、住みやすい家づくりにも繋がるでしょう。

 

平屋は二階建て以上の住宅と違い、一階の限られた空間の中で間取りを設計しなければなりません。窓や廊下は必要最低限にとどめ、費用の節約と空間の有効活用に努めましょう。

■部屋数を抑える

平屋に客間や書斎、ランドリールームなどを設けようと考えている方は、それが本当に必要な空間であるかどうか一度検討してください。部屋の数が多すぎると、壁の面積が広くなる分、坪単価が高額になります。

 

耐震性能を損なわない程度に、室内を区切る壁を減らして部屋数の削減をおこないましょう。坪単価を抑えられるほか、スムーズな動線を確保できるというメリットがあります。部屋数が少なければ少ないほど、日々の掃除もラクになるでしょう。

 

部屋を区切るべきか迷っている箇所があれば、住み始めたあとに間仕切りを設置できる設計にするがおすすめです。取り付ける際に費用は生じますが、建築の段階では坪単価を抑えられます。必要にならなければ、追加費用が発生することはないでしょう。

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平屋を建てる際の注意点

平屋を建てる際の注意点とは

平屋の坪単価を抑えるためには、設計段階での工夫が欠かせません。しかし費用のことばかりを考えていると、間取りや設備で失敗して後悔する可能性があります。

 

そこで、平屋を建てる際の注意点をいくつか紹介します。

■日当たり・風通しを工夫する

まず注意してほしいのが、日当たりや通風の問題です。平屋は一階建てであるため、周囲に二階建ての住宅や高層ビルがあると採光を確保しにくくなります。また平屋の形状や面積によっては、中央の部屋に十分な光や風を取り入れることが難しくなるでしょう。

 

そのような問題を解消するためには、中庭や天窓の設置が有効です。壁のスペース確保などによる建築コストを考えれば、天窓の設置が特におすすめです。

 

家族のプライベート空間を設けたい方は、中庭の設置を検討しましょう。予算に限りがある場合は、ハウスメーカーの担当者に相談しながら進めてください。

■防犯対策・プライバシー確保を考慮する

平屋は二階建て以上の住宅に比べて建物の高さが低いため、外部からの視線を遮ることが困難です。

 

第三者の侵入を防ぐために、死角になりそうな部分の窓に格子をつけたり、窓の前に植栽やフェンスを設けたりするなどの工夫を取り入れましょう。玄関の前に砂利を敷き詰めれば、夜間の防犯対策にも繋がります。

 

第三者からの視線が届きにくくなれば、家族が安心して過ごせる平屋になります。ただプライバシーに関しては、家族間の問題でもあります。平屋はすべての部屋がワンフロアにあるため、家族同士のプライバシーを確保しにくくなるのです。

 

LDKと個室とを玄関で隔てる、家族全員が使いやすい場所にトイレを設けるといった工夫を施しましょう。

■標準仕様・オプションの確認をしておく

ハウスメーカーによって、用意されているプランや工法は異なります。標準仕様やオプションを事前に確認し、理想の家づくりを実現するためにかかる費用を理解しておきましょう。

 

把握しないまま家づくりをおこなうと、オプションで費用がかさみ予算オーバーになる可能性があります。特に家づくりでは大きなお金が動くため、無計画に進めると費用の感覚を失う恐れもあります。

 

近年は比較的安価で家を建てられる「ローコスト住宅」が注目を集めていますが、注文住宅に比べて間取りの自由度が低い傾向にあります。希望する設備や間取りを実現できないこともあるため、注意が必要です。

 

業者を選定する際は複数の工務店や住宅会社から話を聞き、標準仕様やオプションの確認を忘れずおこないましょう。

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坪単価をうまく抑えて理想の平屋を手に入れよう

平屋住宅は二階建て住宅に比べて延床面積が小さい上に、建築面積や屋根面積が大きいことから坪単価が高額になりがちです。設ける設備や部屋数を必要最低限にとどめ、坪単価の節約に努めましょう。ただし費用を抑える際には、平屋の住みやすさを失わないための工夫が必要不可欠です。

 

本記事で紹介したポイントを押さえつつ、住宅会社の担当者に相談しながら家づくりを進めてください。家づくりで後悔しないためには、信頼できるハウスメーカーに依頼することが大切です。

 

住宅会社のヤザワランバーでは、東京を中心に「1棟1コンセプト」の家づくりをおこなっています。ただいま「オンライン家づくり相談会」を実施していますので、平屋の建築を検討中の方は一度ご参加ください。自宅や職場にいながら、間取りや資金計画に関する相談が可能です。

 

また土地探しも無料でサポートしますので、土地をお持ちでない方もご安心ください。ご希望のエリアや住環境をお伺いし、最適なご提案をいたします。

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