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YAZAWA LUMBER

2022/06/30

中庭のある平屋はメリットがたくさん!3種類の形状や注意点も紹介

中庭のある平屋はメリットがたくさん!3種類の形状や注意点も紹介

平屋を建てるにあたって、おすすめしたいのが中庭の設置です。中庭には多くのメリットがありますが、デメリットや注意点も少なからず存在します。

 

そこで今回は、平屋に中庭を設けるメリットやデメリットを詳しく解説します。中庭を設置して後悔しないためのポイントも併せて解説しますので、平屋に中庭の設置を検討中の方はぜひご一読ください。

中庭のある平屋のメリット

中庭のある平屋のメリットとは

平屋に中庭を設けることで、開放感があるおしゃれな住宅になります。家族とバーベキューを楽しんだり洗濯物を干したりと、中庭の過ごし方や使い道はさまざまです。

 

まずは、日々の暮らしの中で感じられる中庭のメリットを紹介します。

■採光を確保できる

周囲に高いビルや2階建ての住宅が多い場合、十分な採光を確保できないことが平屋の難点として挙げられます。北側に面する部屋は特に日当たりが悪く、部屋数が多いと中央の部屋に日光や外気を取り入れにくくなるでしょう。

 

そのような平屋の悩みを解消するのが、中庭の存在です。中庭の形状や間取りを工夫すれば、すべての部屋に日光を取り入れられるようになります。暗くなりがちな部屋も、自然な明るさで過ごしやすい空間になるでしょう。

■風の通り道ができる

中庭を設置することで窓の数が増え、風の通り道ができます。家全体の通気性が高くなり、過ごしやすい快適な空間になるでしょう。また人目が気になって部屋の窓を開けられない場合でも、中庭の窓やサッシを開ければ簡単に換気ができます。

 

壁面が多ければ多い形状の中庭ほど、さまざまな風向きに対応できる窓を設置しやすいでしょう。

■プライベートな空間を楽しめる

外に出ることなく、アウトドアや日向ぼっこを気軽に楽しめるのも中庭のメリットです。配置を工夫すれば、通行人や近隣住民の目を気にする心配もありません。

 

中庭の使い道は十人十色で、バーベキューや花火、ちょっとしたキャンプなど色々な楽しみ方ができます。また子どもやペットがいる家庭の場合は、LDKから中庭を見渡せる間取りにすれば安心して遊ばせられます。

 

小さな遊具などを設ければ、頻繁に公園や散歩へ行く必要がなくなり、家族の日々の負担が軽減されるでしょう。プライベートな空間を楽しめる中庭の存在は、家族全員にとってのメリットと言えるでしょう。

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中庭のある平屋のデメリット

中庭のある平屋のデメリットとは

平屋の中庭には多くのメリットがありますが、デメリットも少なからず存在します。メリットとデメリットの両者を、事前によく理解しましょう。

■建築費用が割高になる

中庭を設けることで、外壁の面積が広くなります。そのため外壁の数が増えれば増えるほど、建築費用が高額になるでしょう。複雑な構造の中庭であれば、特殊な工事が必要になることもあります。

 

また、外壁に設置する窓やサッシの性能やデザインにこだわることも、費用が割高になる要因です。ただ費用を削減したいからといって、窓を減らすと採光や通風の問題が解消できません。予算と相談しながら、慎重に設計する必要があるでしょう。

■メンテナンスコストがかかる

家を建てると、10~15年ごとに外壁塗装や防水のメンテナンスが必要です。外壁が多く複雑な形状をした中庭の場合は、一度にかかるメンテナンスコストが割高になるでしょう。

 

また、日常的な掃除やメンテナンスが欠かせないことも中庭の特徴です。中庭の使い道はさまざまですが、芝や植物を置けば細かい手入れが必要になります。日々の手間はもちろん、業者に依頼するとなれば維持費もかかるでしょう。中庭をキレイな状態に保つための掃除や手入れが、たいへんだと感じることがあるかもしれません。

■外気温の影響を受けやすい

中庭を設けることで開口部が多くなり、外気温の影響を受けやすくなります。そのため断熱性が低い家は、空調の費用がどうしても高額になりがちです。建築費用を抑えようとして窓やサッシの性能を低くすると、ランニングコストが高くなる可能性があるため注意してください。

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中庭のある平屋の形状3種類

中庭のある平屋の形状3種類とは

平屋に設ける中庭の代表的な形状には「コの字型」、「ロの字型」、「L字型」の3種類があり、上から見たときの形により分類されています。
それぞれの特徴や魅力を解説します。

■コの字型

コの字型の中庭は、三方が建物で囲まれた間取りが特徴です。家族のプライバシーを守りながら、適度な開放感を得たい方に向いているでしょう。

 

コの字型は一辺を囲わないことでスペースに余裕ができるため、間取りを工夫すれば広い中庭を実現できます。またロの字型の中庭に比べると壁の面積が少なく、建築費用の削減につながる場合もあります。

 

ただし、建物の向きによっては外部からの視線を感じやすくなります。近隣の状況を考慮しながら、必要に応じて外壁のフェンスを高くするなどの対策が必要です。

■ロの字型

ロの字型の中庭は、家の中央に配置されており、四方を建物で囲んだ間取りをしています。外部からの視線をシャットアウトできるため、中庭を完全なプライベート空間にしたい方に最適です。安全性が比較的高いため、子どもやペットがいる家庭にも向いているでしょう。

 

ただ、設計が複雑になりやすいロの字型の中庭は、自由度がそれほど高くありません。また四方を囲むことで壁や縁側などに多くのコストがかかり、ほかの形状に比べて建築費用が割高になりがちです。さらに設計の段階で雨水や雪解け水の排水対策を怠ると、水はけが悪い中庭になるため注意が必要です。

■L字型

外観にこだわりたい方へおすすめしたいのが、L字型の中庭です。四辺のうち二辺が囲われていない形状で、農村部の日本家屋によく見られます。

 

L字型は、変形地やコンパクトな土地にも設置しやすいことが大きな魅力です。LDKから直接出入りできる間取りや、ウッドデッキを設置して半屋外空間を実現したい方によいでしょう。また一部の壁を大きめの窓にしたり、建物を目隠しにしてちょっとした菜園を設けたりするなどの工夫を凝らせば、おしゃれかつ日光を取り入れられる中庭になります。

 

ただしL字型は、シンプルな形状の平屋に比べて建物の凹凸が多くなりがちです。建物自体の建築費用や、将来のメンテナンス費用が割高になる可能性があるでしょう。また土地によっては、建ぺい率などの問題でL字型にできないこともあるため注意が必要です。

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平屋に中庭を作っても後悔しないための注意点

平屋に中庭を作っても後悔しないための注意点とは

平屋に中庭を設ける際は、間取りや建材の工夫が欠かせません。設計の段階でそれらを怠ると、生活しにくい平屋になってしまうでしょう。

 

そこで、中庭を作っても後悔しないためのポイントを紹介します。

■生活動線を優先した間取りにする

中庭付きの平屋は建物が複雑な形状になりやすく、生活動線が長くなりがちです。

 

生活動線が悪い住宅にならないよう、生活動線を優先した間取りを設計しましょう。具体的には、キッチンや浴室などの水まわりをまとめること、家具を置いても家族がすれ違える広さを確保することなどが挙げられます。

 

日々の暮らしをイメージし、移動距離が長くなったり家族同士がぶつかったりしない間取りにすることが大切です。

■中庭のお手入れ方法をあらかじめ決めておく

中庭は、設置して終わりではありません。定期的な掃除はもちろん、芝や植物などを置いた場合は特に丁寧な手入れが必要です。自身で手入れする場合は家族の手間だけですみますが、植栽の種類によっては専門の職人による手入れが欠かせないこともあります。

 

中庭の手入れは誰がどのように行うのか、業者に依頼する場合はどれくらいの頻度やコストになるのかということを事前に確認しておきましょう。

 

日頃の手入れをラクにしたい場合は、ウッドデッキやタイル張りの中庭がおすすめです。また砂利や板を敷くことで雑草が生えにくくなり、手入れの手間を最小限に留められるでしょう。

■排水対策・虫対策をする

中庭を設置する際に、忘れてはならないのが排水や虫への対策です。中でもロの字型の中庭は雨水が溜まりやすく、十分な排水対策がなければ水はけが悪い中庭になります。

 

雨水や雪解け水がスムーズに流れるよう排水溝を設ける、あるいは地面に水が直接しみ込まないための砂利を敷くといった対策をとりましょう。砂利は粒が大きければ大きいほど効果的で、ぬかるみもできにくくなります。また、地面に勾配をつけるのも有効な方法です。

 

虫の問題については、住み始めてから対策しても構いません。虫よけ効果が期待できるハーブ系の植物や食虫植物を置いたり、市販の虫よけグッズを活用したりするとよいでしょう。特に夏場は虫が多くなるため、対策を怠らないよう注意してください。

■断熱性を高める工夫を忘れない

中庭を設けると、窓の数が必然的に多くなります。外気に当たる壁面積が広くなり、断熱性が低い平屋になるでしょう。

 

空調のランニングコストを上げないためにも、断熱性に優れた建材を選ぶことが大切です。中庭の窓ガラスやサッシだけでなく、建物全体の建材を工夫しましょう。

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中庭を作って暮らしやすい平屋を手に入れよう

平屋に中庭を設置することには、家族のプライベート空間を確保したり、採光や通風の問題を解消したりといった多くの魅力があります。ただし間取りや建材の工夫を怠ると、住み始めてから後悔する可能性があるため注意が必要です。設計の段階でハウスメーカーの担当者とよく話し合い、納得できる家づくりを実現しましょう。

 

住宅会社のヤザワランバーでは、「1棟1コンセプト」の家づくりを行っています。平屋の建築も数多く手掛けた実績があり、お客様の生活環境や理想に合わせたご提案が可能です。

 

東京で平屋の建築を検討中の方は、ぜひ一度「オンライン家づくり相談会」にご参加ください。専門のスタッフがお客様の希望をお伺いし、最適なご提案をいたします。

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