東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2022/03/23

注文住宅の頭金の相場は?支払いタイミングや頭金なしで購入する場合の注意点も紹介

注文住宅の頭金の相場は?支払いタイミングや頭金なしで購入する場合の注意点も紹介

注文住宅を購入するにあたって、多くの方が住宅ローンを利用することでしょう。月々のローン返済額はできる限り抑えたいと、誰もが考えるのではないでしょうか?そこで注目すべきが「頭金」です。

 

今回は、頭金の相場や支払いのタイミングについて詳しく解説します。頭金なしで購入する場合の注意点もご紹介しますので、注文住宅の購入を検討中の方はぜひご一読ください。

注文住宅の頭金とは

注文住宅の頭金について

注文住宅の頭金とは、自己資金のうち住宅価格にあてられる部分のことを指し、このように表すことができます。
頭金 = 住宅価格 − 住宅ローンによる借入金

 

頭金は、一概に金額が決まっているわけではありません。自己資金の中から現金で支払う必要がありますが、各家庭で経済状況などが異なるためです。例えば2,500万円の物件を購入した場合、500万円を頭金にする人もいれば200万円を頭金にする人もいます。支払う頭金の額が異なると、何か変わる点はあるのでしょうか。

 

頭金を増やせば、その分住宅ローンの負担を軽減できるメリットがあります。かといって多額の頭金を支払い、家計を圧迫しては元も子もありません。頭金は、必ずしも多ければよいわけではないのです。経済状況や長期的なライフプランなどをもとに、金額の決定は慎重に行いましょう。

■頭金と手付金の違い

 

「手付金」も、注文住宅を購入するときに必要なお金の一つです。手付金は売買契約時に契約の成立を示す証拠金のようなもので、住宅価格の一部を支払います。金額は一般的に、住宅価格の5〜10%程度です。

 

手付金は住宅ローンの審査などをしている間に、買主が安易に購入のキャンセルをしないようにすることを目的に設けられている場合が大半です。もし売買契約後に買主の都合で購入をやめる場合は、手付金を放棄しなければならないので注意しましょう。

 

住宅ローンの審査に通るかどうか心配な方は、売買契約時に「ローン特約」を付けることをおすすめします。ローン特約があれば、住宅ローンの審査に通らなかった場合に買い主へ手付金が全額返金されることもあるようです。

 

売買契約後に住宅ローンの審査を通過し、無事契約に至れば手付金はそのまま購入費用に充てられます。手付金は頭金の一部になる場合が多いですが、厳密に言うと役割が異なることを知っておいてください。

■頭金には諸費用は含まれる?

注文住宅を購入する際は住宅価格だけでなく、それに付随する様々な諸費用が発生します。代表的なものに不動産会社への仲介手数料や住宅ローンの借入手続きにかかる手数料、登記費用や各種保険料などが挙げられます。諸費用は頭金には含まれておらず、別途支払いが必要となるので注意が必要です。

 

また頭金と同様に、諸費用を住宅ローンに含めることは基本的にできません。諸費用は、現金による一括払いが原則となります。

■頭金の支払いタイミング

多くの場合、注文住宅を申し込む段階で10万円程度の申込証拠金を支払います。この段階で売買契約は成立しておらず、手付金とは異なるお金です。

 

しかし申込証拠金はのちのち手付金に充当され、ほとんどの場合は頭金や諸費用に充てることが可能です。その後、売買契約を交わすタイミングで手付金を支払います。

 

そして頭金を支払うのは、本契約を結んだあとです。頭金を入金する具体的なタイミングは、ハウスメーカーの担当者と相談して決定します。遅くとも注文住宅の引き渡し日である、住宅ローンの融資実行の日までには支払わなければならないので注意してください。

 

これは受けられる融資額と頭金の支払いを以て、住宅価格の全額を支払うことになるためです。契約から引き渡しまでに数ヶ月の猶予がある場合は、その期間を考慮しながら頭金の金額を調整できる点がメリットと言えるでしょう。

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注文住宅の手持金から逆算した頭金の相場

注文住宅の手持金から逆算した頭金の相場とは

注文住宅の購入における頭金の金額は、ご自身で設定することができます。一般的に、頭金の相場はどれくらいでしょうか。
住宅金融支援機構の調査データをもとに、手持金の相場や頭金の相場をご紹介します。

■注文住宅の手持金の相場

まずは、注文住宅の手持金の相場について解説します。下記の表をご覧ください。
注文住宅の手持金の相場とは
手持金の相場は、全国平均で約440万円です。エリア別に見ると首都圏が最も高く、その他地域が低い傾向にあります。近畿圏と東海圏は、ほぼ平均に近い値です。

 

では、手持金割合はどうでしょうか。
手持金割合は総費用と手持金から算出しており、全国平均は10%という結果でした。近畿圏と東海圏は平均値よりも低く、首都圏とその他地域は高い傾向にあります。その理由として首都圏は総費用が高額であること、その他地域は経済的な事情などにより手持金が少ないことなどが考えられるでしょう。

 

参考:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」より

■注文住宅の頭金の相場

続いてお話しするのは、注文住宅の頭金の相場です。さきほどご紹介した手持金の額から、諸費用を引いた額が頭金となります。なお諸費用の相場は一般的に5~7%と言われているため、今回は7%と仮定して算出しています。以下の表をご覧ください。
注文住宅の頭金の相場とは
この算出方法での頭金の相場は、全国平均で約132万円です。首都圏が最も高く、次いでその他地域、近畿圏、東海圏という結果でした。注文住宅を建てるエリアがある程度決まっている方は、ぜひ参考にしてください。

 

なおその他地域については、道県によって多少の差があるはずです。余裕を持って、全国平均の頭金額を用意しておけば安心と言えるでしょう。

 

参考:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」より

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頭金なしでも注文住宅は建てられる?注意点は?

頭金なしでも注文住宅は建てられるのか

頭金なしで注文住宅を購入するのは、今までは難しいこととされていました。「頭金は必ず払うもの」という認識をお持ちの方も、少なくないでしょう。

 

しかし近年は、住宅価格の100%を借入できる住宅ローンを取り扱う金融機関が増えています。手元のお金をある程度残しておける点が大きなメリットですが、同時にデメリットも理解しておく必要があるでしょう。頭金なしで注文住宅を建てる際の、注意点をご紹介します。

■住宅ローンの利息負担が増える

 

頭金を多く払えば払うほど、月々の住宅ローンの返済額を下げることが可能です。住宅ローンの借入額が少なくなる分、返済にかかる利息も少なくなります。つまり同じ金額の注文住宅を購入する場合でも、頭金の額によって支払いの総額は変わるということです。

 

例えば3,000万円の注文住宅を購入する場合に、10%の頭金を用意していれば借入額は2,700万円まで抑えることが可能です。頭金なしで購入する場合に比べると、300万円分の利息をなかったことにできるため 、トータルの利息負担は軽くなります。

 

一方で頭金なしの場合は、毎月の返済額がどうしても高くなります。住宅ローンの返済が、月々の家計を圧迫するのは事実です。経済状況や長期的なライフプランを整理しながら、慎重な判断を行いましょう。

■諸費用分の現金は必要

「頭金なしで注文住宅を購入すれば、ひとまず現金を用意する必要はない」このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?しかしこれは、大きな勘違いです。現金なしでは、注文住宅は購入できません。現金で支払う費用は頭金だけではないためです。頭金がゼロであっても、手付金や諸費用は原則現金で支払わなければなりません。

 

これまでの話をおさらいすると、手付金は一般的に住宅価格の5〜10%とされています。住宅ローンの借入前に、現金で用意する必要があります。

 

また注文住宅にかかる諸費用は、住宅価格の5〜7%が一般的です。中には諸費用を住宅ローンに含めて借入できる金融機関もありますが、借入額の増加に伴い利息が増えることが懸念されるでしょう。

 

以上のことを踏まえると、頭金なしの場合でも、結局は住宅価格の10%程度の現金が必要です。かといって、その分だけの現金を所持しておけばよいわけではありません。手付金と諸費用で預貯金をゼロにしてしまうと、家具家電の購入費用や新居への引っ越し費用がなくなってしまいます。

 

また突然のケガや病気に備えた、ある程度の蓄えも必要不可欠でしょう。余裕を持った資金計画を心がけ、慎重に判断をすることが重要です。

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納得いく間取りの注文住宅を建てるならヤザワランバーがおすすめ

注文住宅の頭金は、ご自身である程度金額を設定することができます。近年は、頭金なしで注文住宅を建てる方も増えているのが現状です。

 

しかし頭金がないからといって、現金の支払いがまったくないわけではありません。注文住宅の購入にかかる費用を詳しく理解し、最適な資金計画を立てることが大切です。

 

ヤザワランバーでは「1棟1コンセプト」をモットーに、お客様のこだわりを実現する家づくりを手掛けています。間取りや土地探しのことはもちろん、資金計画についても専門のスタッフにご相談いただくことが可能です。

 

現在、注文住宅の購入を検討している方を対象に、ご自宅や職場から気軽に参加できるオンラインの無料相談会を実施しています。家づくりにかかる費用のご相談、住宅ローンに関するご相談などがありましたら、ぜひ一度お問い合わせください。

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