東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2022/02/25

注文住宅にかかる費用の内訳を徹底解説!内容を理解して上手に節約しよう

注文住宅にかかる費用の内訳を徹底解説!内容を理解して上手に節約しよう

注文住宅の魅力は、自分好みの間取りや設備を取り入れられる点です。しかし理想の家づくりができる分、費用の構造はとても複雑です。
そこで今回は、注文住宅にかかる費用の内訳や相場、費用を抑えるコツを詳しく解説します。

注文住宅の相場と予算配分

注文住宅の相場と予算配分とは

まずは、注文住宅の相場や予算配分をご紹介します。相場は土地付きと土地なしに分けてそれぞれ解説しますので、ご自身の希望や予算と照らし合わせながらご一読ください。

■注文住宅の相場

【土地付き注文住宅の相場】
国土交通省が発表した「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」によると、新築注文住宅の土地購入資金および購入資金の総額(住宅建築資金+土地購入資金)は次の通りでした。
・全国平均
土地購入資金:1,545万円(総額の約34%) 総額:4,606万円
・三大都市圏平均(東京・名古屋・関西圏)
土地購入資金:2,211万円(総額の約) 総額:5,359万円

 

土地付き注文住宅の場合、土地代が予算に大きな影響を与えます。予算全体の3~4割程度が土地購入資金になると考えてよいでしょう。
土地代の相場は地域によって大きく異なるため、人気のエリアに住みたい場合は住宅建築資金とのバランスに注意してください。

 

 

【土地なし注文住宅の相場】
・全国平均
建物費用:3,168万円 土地購入資金:1,545万円 総額:4,713万円
・三大都市圏平均
建物費用:3,383万円 土地購入資金:2,211万円 総額:5,594万円

 

土地を別で購入する場合、土地付き注文住宅に比べるとどうしても割高になります。
住みたいエリアや土地の形状に強いこだわりがなく、費用を抑えたい場合は土地付き注文住宅を検討しましょう。

 

参考:国土交通省 住宅局「令和2年度 住宅市場動向調査 報告書」より

■各内訳の予算配分

注文住宅の費用は【本体工事費】【付帯工事費】【諸経費】に大きく分けられ、その合計を【総費用】と呼びます。建築費は総費用の75~80%程度、付帯工事費は15~20%程度が相場の目安です。

 

また諸経費の相場は、建築費用(本体工事費+付帯工事費)の5~7%程度となっています。想定外の事態が起こる可能性を考慮し、諸経費は10%程度確保しておけば安心でしょう。

 

土地代に費用をかけすぎると、建築費の予算が少なくなり希望の家づくりができなくなる恐れがあります。土地代と建築費用のバランスを見ながら、予算の上限を決めましょう。費用の各内訳については、のちほど詳しく解説します。

■注文住宅の費用を支払うタイミング

注文住宅の費用は住宅が完成するまでの間、何度かに分割して支払うケースが大半です。土地を購入した場合、土地代を清算するときが最初のタイミングとなります。

 

その後は【契約金】【着工金】【上棟金】【最終金】の4回に分けて、住宅会社に支払うのが一般的です。金額の配分については契約金額の総額を均等割りする場合や、それぞれ金額が異なる場合などさまざまです。

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注文住宅の購入にかかる費用の詳細

注文住宅の購入にかかる費用の詳細とは

注文住宅の購入にかかる費用は、大きく分けて3種類です。それぞれの費用の詳細について、詳しく解説します。

■土地の購入費用

所有地がない場合、まずは土地探しが必要です。

 

不動産会社への仲介手数料:土地の売買価格の3%+6万円が上限※
印紙代:土地の売買やローンの借入契約書に必要
登記にかかる登録免許税:所有権移転の手続きに必要
不動産取得税:不動産の取得にかかる
司法書士の報酬:各種手続きやローンの抵当権設定を司法書士に依頼する場合必要
固定資産税・都市計画税:土地の所有にかかる
ローンにかかる手数料・利息:つなぎローンを利用する場合、建物が完成するまで利息も発生
消費税:仲介手数料や司法書士の報酬に課税される
(土地の売買金額は非課税)

 

※参考:国土交通省「昭和45年建設省告示第1552号 令和元年8月30日改正(令和元年10月1日施行)より」

 

このように、土地の購入にはさまざまな費用がかかります。
しかし土地代の安さを重視しすぎると、調査で整備が必要だと判断されて費用がかさむケースも少なくありません。
価格だけでなく、生活環境や交通インフラなどにも注意しながら土地選びを行いましょう。

■注文住宅の建築費用

 

本体工事費と付帯工事費を合わせて、建築費用と呼びます。
本体工事費とは注文住宅の建物そのものにかかる費用のことで、付帯工事費(別途工事費)はそれ以外にかかる別途費用のことです。

 

 

【本体工事費】
仮設工事費:工事に必要な足場や職人用のトイレ、仮設電気や水道の設置など
基礎工事費:構造全体を支える基礎工事
木工事費:構造材や造作材などの加工および組み立て
内装工事費:床フローリングやタイル貼り、クロス貼りなど
外装工事費:外壁のサイディングや塗り壁など、屋外の装飾工事
空調工事費:24時間換気や空調ダクトに必要な換気口の取り付け工事
住宅機器設備工事費:キッチンや風呂場、トイレなどの設備機器工事
電気・水道工事費:壁、床下、天井裏に、電線や電話線、水道管などの配送および配管を行う
設計費:プランを設計事務所や建築家へ依頼した場合に必要

 

費用を抑えたい場合に、確認してほしいのが内外装工事費です。使用する素材や材料によって大きく変動するため、用途に合わせたものを選びましょう。
また設計費も、設計事務所の実績や料金設定によって大きく異なります。一般的に3000万円の木造住宅の場合、設計料が占める割合は建築費用全体の10~15%程度が目安です。

 

 

【付帯工事費】
外構工事費:建物の外にかかる費用
照明器具工事費:シーリングライトやダウンライトなどを取り付ける
カーテン工事費:カーテンやブラインドの購入および取り付ける
引き込み工事費:ガス菅や水道管などを土地に引き込む
地盤調査費・地盤改良工事費:その土地が家を建てられる状態であるかを調査する

 

選んだ土地によっては地盤改良工事が必要となり、数十~数百万円の付帯工事費がかかる場合があります。土地選びの段階から、慎重な判断が必要です。

■諸費用

 

最後に、諸費用について解説します。
漏れがあると予算オーバーにつながる可能性があるため、注意してください。

 

 

・土地購入時の諸費

土地購入時は仲介手数料や登記費用に加えて、固定資産税や都市計画税など税金の支払いも欠かせません。
中には軽減措置が適用される項目もあるため、詳しくは国税庁のホームページを確認してください。

 

 

・住宅建築時の諸費用

住宅建築時は印紙税や登記費用、地盤補強費や地鎮祭にかかる費用などが必要です。
必ず発生する費用と必要に応じて支払う費用があり、水道加入金などはエリアによって金額が異なります。

 

 

・住宅ローンの諸費用

 

住宅ローンにも、契約書を作成するための印紙税や融資手数料、保証料や各種保険料などさまざまな費用がかかります。中には保証料が無料の住宅ローンを用意している金融機関もありますが、まとまった自己資金を必要とされる場合があります。
そのときの経済状況に見合ったものを選びましょう。

 

 

・その他の諸費用

上記に加えて、新居への引っ越し費用や家具・家電の購入費用も諸費用に含まれます。
家庭によって額は大きく異なるため、予算を見誤らないよう注意しましょう。

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注文住宅の費用を抑えるコツ

注文住宅の費用を抑えるコツとは

家づくりをするにあたり、理想だけを詰め込むと想像以上の高額になる恐れがあります。
そこで、注文住宅の費用を抑えるコツについて解説します。

■予算配分を内訳ごとに決める

大幅な予算オーバーを防ぐために、内訳ごとの予算配分を決めておきましょう。細かな諸経費なども、あらかじめ費用に盛り込むことが大切です。

 

どうしても予算を超える場合は、土地代を抑えて総費用の削減を図ることをおすすめします。安易に家の性能を落として費用を削減すると、せっかく建てた住宅が経年劣化しやすくなる可能性があるためです。

 

まずは敷地面積の変更や立地条件の見直しなど、土地に関する条件を再検討しましょう。

 

■複数の住宅会社へ見積もりを依頼する

複数の住宅会社へ見積もりを依頼することで、費用を抑えられる場合があります。各住宅会社の特徴を調べた上で、理想の家づくりを叶えてくれそうな数社に絞りましょう。設計力やデザイン性の高さ、コストの違いなど、ご自身が重視したい項目をよく確認することが大切です。

 

なお相見積もりをする際は、その旨を各住宅会社へ伝えることをおすすめします。他社との比較を踏まえたよいプランの提案や、値引きなどが期待できるためです。

■税金の控除や補助金をうまく活用する

注文住宅を購入するにあたって、一定の要件に該当した場合は税金の控除や補助金を得ることが可能です。
代表的なものは次の通りです。

 

【住宅取得等資金贈与の特例】
両親や祖父母から住宅取得のための資金援助を受けた場合に、最大で3,000万円が贈与税非課税となる特例です。
贈与を受ける側だけでなく、する側の節税にもなるというメリットがあります。

 

【住宅ローン控除(住宅ローン減税)】
住宅ローンを利用する方に向けた制度で、住宅が長期優良住宅あるいは環境に配慮した低炭素住宅の認定を受けた場合に控除金額が増額します。
2022年12月31日までの入居が期限となるため、引き渡しの時期に注意してください。

 

【すまい給付金】
一定の収入額を下回る方が、住宅ローンを利用した場合に支給される給付金です(50歳以上の方を除く)。支給を受けるには、住宅の品質を示す「建設住宅性能表示」が必要です。
施工中に検査を受けなければならないため、着工前に忘れず確認してください。

 

そのほか自治体によっては、助成金や補助金制度などを別途設けている場合があります。各自治体のホームページや役所の窓口などで、一度相談することをおすすめします。

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費用の内訳を理解して予算内で理想の注文住宅を手に入れよう

今回は注文住宅の費用について知りたい方のために、内訳や相場などを解説しました。住宅を建てる際は建築費用以外にも、さまざまな費用が発生します。税金の控除や補助金制度を活用しながら、できるだけ費用を抑えた家づくりができれば理想です。

 

とはいっても、ほとんどの方にとって家づくりは初めての経験となります。「何がわからないのかがわからない」という方も多いのではないでしょうか?

 

ヤザワランバーは設計から施工までを自社で行う社内一貫体制により、限られた予算内で質の高い施工が可能です。オンラインの家づくり相談会を実施していますので、注文住宅を検討中の方はぜひ一度ご相談ください。お客様のご要望や不明点をお伺いしながら、web上で最適な資金計画や土地探しのご提案をさせていただきます。

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