東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2023/04/27

2階リビングで後悔するのはどのようなとき?知っておきたい対策も解説

2階リビングで後悔するのはどのようなとき?知っておきたい対策も解説

おしゃれで広々としたイメージから、2階にリビングがある住宅に憧れる方は少なくありません。しかし2階リビングを採用し、後悔している方もいるようです。

 

具体的にどのようなポイントで後悔するのか、失敗しないためのコツとともに詳しく解説します。2階リビングの魅力も紹介しますので、家づくりを検討中の方はぜひ参考にしてください。

2階リビングで後悔しやすいポイント7選

2階リビングで後悔しやすいポイント7選と解説

 

2階にリビングを設けた場合、どのような場面で失敗したと感じるのでしょうか。住んでから後悔しやすいポイントを紹介するので、事前に押さえておきましょう。

階段の行き来が辛い

2階にリビングがあると、外出や来客のたびに階段を上り下りしなければなりません。重い荷物を持った買い物帰りや、宅配業者から受け取ったものを持って上がるときに毎回大変な思いをします。

 

ほかにも乳幼児やペットを抱きかかえている場面や、体調不良やケガをして思い通りに動けないときも足腰へ大きな負担がかかるでしょう。

家具・家電の搬入がしづらい

意外と盲点になりやすいのが、家具や家電の搬入のしにくさです。特に階段の幅が狭く、運び入れるときに苦労したという後悔の声は少なくありません。無理に入れようとすると、壁や階段を傷付ける可能性があります。

 

2階の窓から搬入するという選択肢もありますが、余計なコストがかかるという難点を抱えています。

夏場の暑さが大変

上階は窓や屋根からの熱がこもりやすいうえに、暖気が上がって暑くなりがちです。

 

特に夏場は、十分な暑さ対策をとっておかなければ生活しにくい空間となってしまいます。

1階の様子に気づきにくい

2階のリビングで過ごしていると、1階の様子を把握しにくくなります。家族の出入りだけでなく、不審者が庭や玄関周りにいてもすぐに気付けない可能性があるでしょう。

1階の部屋で排水音や外の音が気になる

2階に水回りを設けると、真下の部屋に排水音が響く可能性があります。そのため子どもの勉強部屋や書斎、寝室などを1階に配置する場合は注意が必要です。

 

また1階は、外の音が響きやすい傾向にあります。線路沿いや道路に面した立地においても、間取りに気を付けなければなりません。

庭に出づらくなる

2階にリビングを設けると、庭から遠くなりアクセスが悪化します。庭に洗濯物を干したり、バーベキューや家庭菜園を考えたりしている方にとっては使い勝手が悪いと感じるでしょう。

小さな子どもの転落リスクがある

小さな子どもや高齢者がいる家庭では、階段からの転落リスクに気を付けなければなりません。うっかり目を離した隙に、重大な事故が起こる可能性があります。

2階リビングの家で後悔しないための対策

2階リビングの家で後悔しないための対策とは

 

後悔の声があるからといって、2階リビングの間取りを諦めるのは早計です。失敗しないための対策を紹介しますので、設計に取り入れて快適な家づくりを実現してください。

安全で上り下りしやすい階段にする

2階リビングがある住宅では、通常よりも階段を使う頻度が高くなります。

 

その点を考慮し、安全かつ快適に上り下りできる設計を心がけてください。高さや幅に気を付けるほか、必要に応じて踊り場や手すりを設置するとよいでしょう。乳幼児の転落防止には、柵の設置が有効です。

老後の生活まで考えて設計する

階段による上下の移動は、年齢を重ねるにつれて足腰へ負担をかけるようになります。

 

新築の段階でバリアフリーの家にする必要はありませんが、老後の生活を見据えた設計をおこなうことは欠かせないポイントです。将来的に、リフォームでエレベーターや昇降機を取り付けられる状態にしておきましょう。

​​暑さ対策を万全にする

夏場を快適に過ごせるよう、建材や設備に工夫を凝らして暑さ対策を万全にしましょう。窓のサッシや窓ガラスは、できるだけ断熱性能が高いものを選ぶのがおすすめです。

 

また天井にシーリングファンを取り付ければ、滞留しがちな空気をうまく循環させられます。さらに窓同士を対面させる形で配置すれば、風通しが良くなり快適なリビングとなるでしょう。

部屋・設備の配置をよく検討する

リビングだけでなく、ほかの部屋や設備の配置も慎重に検討することが大切です。日々の暮らしにおける優先順位を家族で話し合い、その内容をもとに適切な間取りを設計してください。

 

たとえばスムーズな生活動線を実現したいのであれば、水回りを2階にまとめるのがおすすめです。あわせて階段を玄関付近に設置すれば、室内の移動を最小限にとどめられるでしょう。

 

ただし1階に寝室を設ける場合は、配置のさらなる工夫が必要です。水回りが真上にこないよう気を付けるとともに、線路沿いや道路沿いへ設けることも極力避けてください。

 

家族間のコミュニケーションを重視する方は、子ども部屋を2階に配置してはいかがでしょうか。吹き抜け玄関を取り入れて、家族の様子を把握しやすい間取りにするのも有効な対策です。

防犯面でも気を抜かない

2階にリビングを配置する場合は、防犯対策もぬかりなくおこないましょう。庭や玄関周りの様子がわかるよう、音が出る砂利を敷いたりセンサー付きの照明を設置したりするのがおすすめです。

 

あわせて窓に雨戸や柵、玄関付近に防犯カメラを付けておけば、敷地内に万が一不審者が侵入しても対処できます。予算が許せば、ホームセキュリティの導入もぜひ検討してください。

2階のリビングだからこそのメリットとは

2階のリビングだからこそのメリットとは何か

 

2階リビングには、1階リビングで実感しにくいメリットが多数存在します。上階ならではの魅力について解説しますので、間取りに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

日当たりがよく冬は暖かい

立地に関係なく、採光を確保しやすいのは上階ならではの魅力です。たとえ住宅密集地であっても、2階リビングは日当たりがよい明るい空間となるでしょう。

 

また、暖気は上昇するという性質も相まって、冬場でも比較的暖かく過ごせるというメリットを持ち合わせています。暖房器具の使用が必要最低限ですむため、光熱費を抑えられたという嬉しい声も耳にしています。

1階リビングよりもプライバシーを確保できる

通行人の視線の先に位置している1階と違って、2階リビングは高いところに配置されています。外部の視線を感じることなく、プライバシーをある程度確保した生活ができるでしょう。

 

1階と比較して、音や声が隣家へ響きにくいのも嬉しいポイントです。

耐震性が高く間取りの自由度もアップする

2階リビングの配置にともない、1階の部屋数が多くなります。その結果、1階部分に壁や柱が増えて、建物全体の耐震性が向上するでしょう。

 

また2階リビングにすると、間取りの自由度が高くなり開放感のあるリビングを演出できます。ウッドデッキやバルコニーと組み合わせたり、ロフトを設けて収納スペースやキッズスペースに充てたりするのがおすすめです。

 

2階が最上階の場合、天井を高くすれば、より広々とした空間になるのも大きな魅力です。

2階にリビングを設けた家づくりの事例

2階にリビングの施工事例

 

最後に、2階リビングを取り入れた施工事例をいくつか紹介します。実際の写真とあわせてぜひご覧ください。

高台からの見晴らしがよいリビング

高台からの見晴らしがよいリビングの施工事例

まずは高台からの借景を、2階リビングからいつでも楽しめる設計にした間取りです。

 

大きな窓を設置するだけでなく、眺望に専念できるよう、外のバルコニーの手すりはシンプルなデザインで仕上げられています。海の近くや、周囲に開けた場所がある立地で家づくりをおこなう方は、2階にリビングを設けて見晴らしを堪能してはいかがでしょうか。

 

勾配天井を取り入れて広々とした空間を演出している点も、見逃せないポイントです。

一部を吹き抜けにした開放的なリビング

一部を吹き抜けにした開放的なリビングの施工事例

続いて紹介するのは、屋根勾配の吹き抜けを取り入れた2階リビングの施工事例です。

 

視界が縦に広がり、リビング全体が開放的な空間に仕上がっています。またリビングの一部が小屋裏とつながっていたり、下部に収納がある小上がりを設けたりとスペースを余すことなく活用しています。

色使いにも工夫したナチュラルなリビング

色使いにも工夫したナチュラルなリビングの施工事例

3件目の施工事例は、カラーリングに工夫を凝らした2階リビングです。

 

ホワイトを基調とした空間の中に、天然石を演出するアクセントウォールを取り入れて高級感のあるリビングに仕上げています。さらに差し色としてブラックを取り入れており、モノトーンでおしゃれな空間になっています。

 

階段ホールからリビングへのアプローチにFIXの内サッシを取り入れるなど、細部にもこだわった間取りの事例です。ぜひ参考にしてください。

2階リビングでも後悔しない家を建てよう

2階リビングには、1階リビングと違ったデメリットが存在します。

 

しかしメリットに関しても同様で、2階リビングならではの魅力が多数あることを忘れてはなりません。

 

失敗しがちなポイントを事前に押さえたうえで、快適な2階リビングのある住宅を建てるための設計をおこないましょう。今回紹介した後悔のポイントは、間取りや設備の工夫次第で解消できる内容が大半です。

 

判断に困ったときは、工務店の設計士と相談しながら家づくりを進めましょう。

 

東京近辺で家づくりを検討中の方は、住宅会社のヤザワランバーへぜひご相談ください。お客様の家族構成や理想の暮らしをお伺いしたうえで「1棟1コンセプト」の家づくりをご提案しています。

 

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