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注文住宅の予算の決め方は?配分や内訳、予算オーバーを防ぐコツを徹底解説

注文住宅は住宅のデザインや設計から建てるエリアに至るまで自分たちで自由に決められるのが大きな魅力です。一方で注文住宅は自由度が高いゆえに、予算配分が難しい側面があります。予算計画が不十分だと、想定外の出費がかさんだり予算オーバーになるリスクが高まります。今回は注文住宅を建てる際に必要な費用項目や、予算計画の立て方について詳しく解説します。

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この記事を読んでわかること

・注文住宅の予算を決める基本的な考え方がわかる

・建物・土地・諸費用など、注文住宅で必要となる具体的な費用項目と相場が理解できる

・予算オーバーを防ぐためのコツがわかる

・注文住宅の予算決めで注意すべきポイントと、長期的に無理のない資金計画の作り方がわかる

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[結論]注文住宅の予算の決め方とは?

注文住宅の予算は「月々いくら無理なく返せるか」を起点に、土地・建物・諸費用・オプションまで含めた総額を把握し、将来の生活費や教育費、金利変動のリスクも見据えた“長期的に持続できる資金計画”として決めることが最も重要です。

予算の決め方ステップ

① 月々返済額から逆算する

家計が無理なく続く返済額を設定し、住宅ローンの借入可能額を逆算します。

一般的には手取りの20~25%以内が目安です。

固定費や将来の教育費も考慮して設定します。

② 総額の内訳を把握する

建物本体だけでなく、付帯工事、外構、諸費用、土地費用、オプションなどを合計した「総予算」を把握します。

漏れをなくすことで後からの大幅な予算オーバーを防げます。

③ 土地と建物のバランスを決める

理想の間取り・性能・仕様から建物の総額予算を先に把握し、その後に残りの資金で購入できる土地の価格帯を決めます。

土地に使える上限を明確にすることで、無理なく理想の建物を実現できます。

④ 予備費を含めて最終調整する

物価変動や追加の希望が出ることを想定し、総予算の5〜10%ほどを予備費として確保します。

余裕を持たせることで、打合せ中の変更にも柔軟に対応できます。

注文住宅にかかる費用相場

注文住宅にかかる費用相場とは

注文住宅を建てる場合、住宅の建築費以外に土地の購入費やそれ以外の費用も把握した上で予算を決めていくことが大切です。では、実際にかかる費用項目はどのようなものがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

注文住宅を建てる際にかかる費用項目

注文住宅を建てる際にかかる費用は大きく分けて「土地代」「建築費」「諸費用」の3つに分類できます。

主要な費用項目を以下で細かくご紹介します。

① 建物本体工事費

家そのものを建てるための費用。基礎・構造・屋根・外壁・内装・住宅設備などが含まれます。坪単価のベースとなり、予算の中心となる部分です。

② 付帯工事費(別途工事)

建物以外で必要になる工事費。地盤調査・地盤改良、給排水工事、電気引込、仮設工事などが該当します。総額の10〜20%程度かかることがあります。

③ 外構工事費

駐車場、アプローチ、フェンス、庭、ウッドデッキなど外回りの整備費用。後回しにされがちですが、美観や使い勝手に大きく影響します。

④ 諸費用(手続き・申請・保険)

登記費用、ローン手数料、保証料、火災保険、確認申請費用など。現金で支払う割合が高く、建物費の5〜10%を見込むのが一般的です。

⑤ 土地取得費(必要な方)

土地代金のほか、不動産仲介手数料、登記費、固定資産税精算金、造成費用なども含まれます。土地価格以外の付随費用は意外と多く注意が必要です。

⑥ オプション・設備グレードアップ費

標準仕様から変更する場合の費用。キッチン・浴室のグレードアップ、造作家具、太陽光発電、床暖房など、要望次第で大きく増えます。

⑦ 引越し・仮住まい・家具購入費

新居への引越し、建替え時の仮住まい家賃、新しい家具・家電なども予算に含めるべき項目です。見落としやすい“入居準備費”です。

 

土地の購入費相場

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査2024年度」によると、土地付き注文住宅の土地取得費は全国平均約1,495万円に対し、首都圏平均は約2,285万円と約1.5倍です。中でも東京都は約3,838万円と突出して高く、同じ関東でも郊外エリアほど土地費用は抑えられる傾向があります。

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査 2024年度」

 

建築費の相場

建築費は注文住宅の間取り設備によって金額が異なりますが、全国的な建築費の平均費用は3,555万円とされています。なお、注文住宅には1,000万円から建てられるローコスト住宅というものもありますが、デザインや設備の自由度をある程度担保できるのは3,000万円台とされています。建築費の費用が大きく変わる要素としては、大きく分けて「間取り」「建材」「設備」の3つがあり、間取りがシンプルであればあるほど建築費は安くなります。また、建材も一般的に安価とされているのは木造で、一戸建てのほとんどは木造建築です。一方耐久性に優れている鉄筋やコンクリート造の場合は費用が高くなる傾向があります。設備は特に予算オーバーとなりやすい項目で、水回りなどにこだわりが強い場合は多めの予算を確保する必要がある部分でしょう。

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注文住宅を建てる世帯年収の平均

注文住宅を建てる世帯年収の平均とは

全体予算を決める場合の基準として大切なのは頭金にかけられる資金と住宅ローンの返済計画です。ここでは、注文住宅を建てている家庭の平均年収と資金調達の傾向をもとに、全体予算の費用について考えていきましょう。注文住宅を建てる場合、多くの家庭では頭金と住宅ローンを使い分けます。注文住宅を建てている家庭の世帯平均年収は全国平均で634.9万円となっており、三大都市圏に絞ると667.9万円です。住宅ローンのひと月あたりの返済金額は11.9万円が平均です。なお、頭金は440万円が全国平均とされており、住宅ローンやそれ以外からの借り入れ金額は3,956万円が平均額です。上記を踏まえると、注文住宅は4,500万〜5,000万円ほどかかる計算になるため、平均年収を630万円とした場合は年収の7〜8倍の予算をかけて建てている家庭が多いことがわかります。

 

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注文住宅で予算オーバーを防ぐコツ

注文住宅は自由度が高い一方で、希望を全て反映させていくと簡単に予算オーバーになってしまうリスクも持ち合わせています。ここでは、実際に注文住宅で予算オーバーにならないよう、予防できるポイントについて紹介します。

建築費の予算は100〜200万円程度の余裕を残しておく

建築費の見積もりは「概算見積もり」と「詳細見積もり」の二段階に分けられ、工務店やハウスメーカーを選ぶ際に提示されるのが「概算見積もり」です。この段階では大まかな設計とそれにかかる費用の概算を提示されます。その後、契約が完了した後に具体的な設計で設備や建材を選ぶことになるため、概算見積もりの段階で建築費の予算ピッタリである場合は注意が必要です。なぜなら、具体的な設計で希望をどんどん追加していくことで概算見積もりよりも金額が高くなるケースがほとんどだからです。そのため、概算見積もりの段階では予算の100〜200万円ほど余裕がある状態が理想です。そうすることで、詳細設計の時点でこだわりたい部分を盛り込める余地が生まれるでしょう。

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こだわるポイントの優先順位を決める

こだわるポイントの優先順位を決めるとは

注文住宅では自分たちで住宅の全ての設計を決められます。そのため、細かな設備や建材までこだわることで建築費が高くなる原因にもなります。対策としては、あらかじめこだわりたいポイントを洗い出した上で、優先順位を決めておくといいでしょう。そうすることで、絶対に叶えたいこだわりポイントを優先させたあとに、余った予算で他の部分をどれだけこだわっていくかを決められます。また、細かな設計部分はあらかじめどこまでこだわるか決められない点も多く出てくるため、迷った際の決定ルールを家族で決めておくことも大切です。

設備器具・造り付け家具を見直す

色々な予防策を取っていても、詳細見積もりが提示された時に予算オーバーになってしまったというケースもよくあります。この場合は設計した内容を見直して予算内に収める作業が必要です。見直すポイントとしてまず注目したいのが、「設備器具」と「造り付け家具」の2点です。設備器具を見直すポイントとしては「将来的にも必要かどうか」や「オーバースペックではないか」などが検討ポイントです。例えば、システムキッチンにビルトインタイプの食洗機を設置する予定でも、お子様が自立して家を出た後も使い続けるかどうか、などを考慮すると据え置きタイプでも十分な場合があります。また、造り付け家具は家のデザインが統一されますが、その分費用がかかります。予算オーバーしている場合は造り付けではなく後から家具を購入することで、建築費が抑えられるでしょう。

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注文住宅の予算を決める際の注意点とは

注文住宅の予算は、建物以外の費用や将来の負担まで見据えて計画しないと、後から大きなズレが生じます。

ここでは、予算決めで特に注意すべき3つのポイントをわかりやすく解説します。

① 建物以外の費用を見落とさない

注文住宅は建物本体以外に、付帯工事・外構・諸費用・地盤改良・引越しなど多くの追加費用が発生します。

これらは合計で建物価格の20〜30%ほどになることもあるため、最初から総予算として把握し、余裕を持った資金計画が重要です。

② 希望を詰め込みすぎて予算オーバーしない

打合せを重ねるほど、仕様や設備のグレードアップが増えやすく、気づけば予算が膨らむことがあります。

優先順位を明確にし、「絶対必要」と「できれば欲しい」を分けることで、無理のない範囲で理想を叶えるバランスがとれます。

③ ランニングコストを考慮しないと後で苦しくなる

住宅ローン返済だけでなく、固定資産税、光熱費、メンテナンス費などの“住んでからの支出”も長期的に発生します。

初期費用を抑えすぎると性能が下がり、光熱費が増える場合もあるため、建築時と入居後の両方を見据えて判断することが大切です。

注文住宅の設計・建築はヤザワランバーへ

注文住宅の予算配分は将来的に必要になる資金と住宅ローンの返済計画を踏まえて、無理のない金額に設定することが大切です。また予算オーバーにならないためには、あらかじめ「土地代」と「建築費」にかける予算配分を決めておくことがポイントです。ヤザワランバーではお客様それぞれにあった住まいを提供するために、相談会を実施しています。直接お越しいただかなくても実施できるオンライン相談会も用意しているため、注文住宅を検討している場合は、ぜひ気軽にお問い合わせください。