東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2020/10/15

注文住宅で地下室をつくるときの費用と注意点について

注文住宅ならあこがれだった地下室を作ることができますが、メリットとデメリットがあります。
予算とのバランスを考えて検討しましょう。

地下室のメリット

地下室に憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。注文住宅では理想の地下室を作ることができます。地下室のある注文住宅のメリットは主に4つです。

 

一つは、土地の値段が高かったり、土地そのものが狭かったりするなどの理由で狭小地にお家を建てる場合であっても一つの部屋になることです。また、外部からの視線や騒音が気にならないため、プライベート空間を大切にしたい人やプライバシーを重視したい、趣味のお部屋を作りたい人にぴったりでしょう。

 

二つ目のメリットは地震に強いお家になることです。地震が起きたとき、地下周囲の自然地盤がバネの役割をして、揺れを相互に押し返して小さくする制振機能が発揮されるため、地上階だけのお家を比較すると揺れる大きさが小さくなります。建て方など様々な条件によって揺れ方が異なりますが、木造2階建てよりも60%も抑えられるようです。最近、異常気象によって地震や竜巻、台風が頻発しています。そのため、対策として地下室をつくってみてください。実際に竜巻の多いアメリカでは竜巻対策として併設されていることが多いです。

知っておきたい注意点

三つ目のメリットは音が漏れにくく、入りにくいことです。楽器を楽しんだり、大音響で映画が楽しめるシアタールーム、ダンスやトレーニングなど体を動かすスペースとしても活用したりすることができます。

 

四つ目は省エネになることです。夏は涼しく、冬は暖かい空間になります。そのため、エアコンが不要になり省エネにつながるのです。エアコンを使わなくても夏場は外よりも3〜10度低く、冬は7〜10度高いとされています。寝室として使うのもいいかもしれません。

 

このように様々なメリットがあるため、注文住宅で取り入れる人が多いですが、注意点もあります。注意点を知らなければ失敗したり、つくらなければよかったと後悔したりすることがあるため、検討する際はデメリットも兼ねて決断することが大切です。

 

注意点の一つは湿気が溜まりやすいことです。常にジメジメとしており、カビが生えやすいというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。ジメジメするのは室温が外の温度よりも低いため、高温多湿の外気が流れ込んで結露が発生してしまうからです。結露対策として換気は欠かせません。また、断熱材を用いるのも効果的です。

どれくらいお金がかかる?

暗いということも理解しておきましょう。地上のように窓をつけることができず、昼間も電気だけで生活することになります。どうしても採光したいのであれば、天窓や少し高い位置に窓をつくるという方法がありますが、業者と相談しながら設計することが大切です。水害リスクが高いことも知っておく必要があります。地面よりも低いため、地上階よりもリスクが高くなりますが、設計によって浸水を防ぐことが可能です。しかし、川や土地そのものが低いときには設置しない方がいいかもしれません。

 

このようにデメリットは工夫すると解決します。気になる費用については、構造だけでなく周囲の環境によって左右されます。例えば、施工するにあたってダンプカーや杭を打つための重機、ミキサー車などが必要になり、これらの数は室内のスペースが狭くても広くても変わらないため、狭くなるほど面積あたりの価格が高くなるため要注意です。さらに周囲の道路状況が費用に影響します。狭い道路で車が止められないような場合は小さなダンプカーが往復して土を運び出すなど、作業工程が増えるため、どうしても費用が高くなってしまうでしょう。正確な費用は見積もりを取ってみなければなりませんが、ある程度予算に余裕がなければ設置できない可能性があります。

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