東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2020/10/15

バリアフリーの注文住宅でこだわるポイントとは

注文住宅を建てる際に、未来のことを考えてバリアフリーの間取りを堅牢される方もいらっしゃいます。
様々なポイントがありますが、誰でも使いやすいと感じるバリアフリーを取り入れることを意識して注文住宅を建てましょう。

将来を見据えた注文住宅

注文住宅の間取りは将来を見据えて考えることが大切です。こんな家に住みたいという希望や要望を持っていることは大切ですが、現在の理想だけで間取りを決めてしまうと将来、後悔してしまうことがあります。その理由は、家族構成や年齢が変わるからです。子供の成長に合わせた間取りではなく、夫婦が年をとったときに暮らしやすい注文住宅を建てましょう。高齢者になっても住みやすい間取りは、バリアフリーを取り入れることがポイントです。バリアフリーとは高齢者や障がい者などが生活する上で支障となるものを取り除くことをいいます。

 

例えば、段差が少なかったり、大きな段差を作らないようにしたりすることなどが挙げられるでしょう。バリアフリーは高齢者だけでなく、家族みんなが暮らしやすいと感じる家です。バリアフリーを取り入れる際のポイントは主に7つあります。これから注文住宅を建てる予定のある人は、バリアフリーのポイントをおさえた上で間取りを考えてみてはいかがでしょうか。

車椅子を考慮したスペースと設備

バリアフリーのポイントの一つは、トイレは寝室に近い場所に作ることです。高齢者になり、体が不自由になったときも寝室からトイレが近いと利用しやすいです。また、ヒートショックが気になる寒い季節になったときも寝室のそばにトイレがある間取りは嬉しいものです。トイレが一つしか作れない場合は、寝室から直接入れる位置にトイレを設置しましょう。

 

そして、他の面の壁にもドアを作って、洗面所や脱衣所に移動できるようにすると、少ない動きで生活することができます。車椅子の生活も考えて、スペースは広めに設け、手すりをつけると介護者にとっても使いやすいです。

 

ポイントの2つ目は、洗面は車椅子を想定した高さにすることです。小さな子供や高齢者、車椅子の人にとって使いやすい洗面の高さにしましょう。通常、洗面の下部は収納スペースになっていることが多いですが、車椅子が入れるように収納スペースを取り払った洗面台がオススメです。

 

リビングやダイニングも重要なポイントがあります。家族が顔を合わせる空間であるため、様々な考慮が必要です。例えば、テーブルの高さやリビング、ダイニングの一部に畳敷きの小上がりを作ると、椅子に慣れない人や車椅子でも家族全員で食卓を囲むことができます。また、小上がりは車椅子との差が小さいほど移動が楽です。

誰でも使いやすいと感じるバリアフリーを取り入れよう

ポイントの4つ目は廊下です。車椅子と介護者が通りやすい幅にしましょう。車椅子のサイズも様々ですが、最低でも90センチの幅が必要です。90センチあれば車椅子と介護者が通ることができますが、方向を変えることを考えると150センチ以上は必要になるでしょう。将来的に手すりも作る場合は、壁に手すり用の下地を入れておくとリフォーム時に大掛かりな工事をする必要がなくなります。

 

5つ目のポイントは玄関にスロープを作ることです。杖をついて歩くとき、少しの段差も怖いものとなり、車椅子での出入りも難しくなります。最初からスロープを作っておくと、高齢者だけでなく妊婦さんや小さい子供にも安心です。

 

高さを調整できるキッチンを設けることもポイントの6つ目として挙げられます。若い頃は立って調理しても苦に感じませんが、足腰を痛めたり疲れやすい高齢者は、椅子に座って調理ができるように高さを調整できるキッチンがオススメです。小さな子供と一緒に調理をするときも、使いやすいと感じるでしょう。

 

最後のポイントはバスルームの広さと滑り止めです。バリアフリーを取り入れた間取りの中でも、水回りがとても重要なポイントになります。浴槽の立ち上がり部分で足をとられたり、滑って転んでしまう可能性があるため、バスタブの床は滑りにくい素材を選んでください。また、介護者と一緒に入れる広さが必要です。車椅子で直接入れるように間口も広くとっておくと良いでしょう。

 

様々なポイントがありますが、誰でも使いやすいと感じるバリアフリーを取り入れることを意識して注文住宅を建てましょう。

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