東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2020/10/15

注文住宅で防音設備を取り入れるには

大きな音が出る可能性がある方や、ご近所トラブルを避けるたい方には防音対策がおすすめです。
防音対策をしっかりして、快適な空間を実現しましょう。

注文住宅に欠かせない防音対策

注文住宅を建てる際は、ご近所トラブルを避けるためにも防音対策が欠かせません。こだわりを持って注文住宅を建てますが、音に関する要望も人それぞれ持っているでしょう。防音対策をする目的によって、注文住宅を建てる費用が変わってくるものです。

 

まずは、家から音が漏れる原因を知っておく必要があります。木造住宅、鉄筋住宅など様々な種類がありますが、外壁と内壁の間には空気を含んだ空間があります。音は空気の振動によって運ばれるため、部屋と外部との隙間を無くさない限り、音漏れを防ぐことはできません。楽器を演奏することが趣味な人は、家でも練習したいと考えるのではないでしょうか。どの楽器も100デシベル前後の音が出ます。ギターは80デシベル、ピアノは100デシベル、ドラムは120デシベルです。

 

近隣の騒音トラブルを避けたい場合は、遮音等級を満たした防音対策をしなければなりません。遮音等級とは、JIS規格で定められているもので、建物の遮音性能を示す指標です。建物がどれだけの騒音を遮ることが可能かを表す数値になります。楽器を家でも楽しみたい人は、使用する楽器や演奏時間によって施さなければならない防音レベルが変わりますが、木造住宅であるか、コンクリートなのかによっても左右されるということを知っておきましょう。例えば、ドラムを使用する人は、D-65~D-75ほどの遮音等級が必要です。

防音対策をすると費用が高くなる?

部屋の広さや機能性によって費用も異なりますが、注文住宅で防音室をつくると1坪あたり100万円の費用がかかるとされているため、防音対策をしない家よりも費用が高くなる傾向にあります。注文住宅における防音対策は、予算や手法も様々です。また、2階だけを防音対策するのであれば、安く済む場合があります。全部に防音対策をしようと思うと費用はかかってしまいますが、騒音トラブルにならないように、防音対策は欠かせません。

 

楽器以外にも、声や生活音、子供やペットの声、テレビの音、オーディオの音などがありますが、最近の木造住宅であれば気密性に優れており、窓を閉めるとそれほど気にならないようです。さらに窓を二重窓にすると、音はほとんど気にならなくなります。そのため、必要な場所を防音対策すると効果的です。防音対策が必要な場所についても知っておきましょう。

音が漏れやすい場所に防音対策をしよう

家から出る音が漏れないようにするためには、床、壁、天井、窓、出入り口が挙げられるため、これらの場所を必要に応じて防音対策をしましょう。必要な場所だけ防音対策を施すことによって、費用も抑えることができます。床、壁、天井の防音対策は、部屋の中に一回り床、壁、天井をつくる二重構造にすると良いでしょう。2階床地下、1階天井に吸音工事を施すと、直接的な音の伝わりを軽減させることが可能です。下地のボードを遮音タイプにして吸音材を入れ、布製クロスやでこぼこした仕上げ材を用いると防音対策として効果が期待できます。

 

窓の防音対策は、大きさと位置に考慮しなければなりません。一般的な外壁は20cmほどありますが、窓は5mmほどしかありません。壁よりも窓のほうが薄いため、騒音は窓のほうから漏れてしまいます。窓を小さくしたり、位置を隣家の窓から離して設置したり、二重窓、二重サッシを検討してみてください。

 

出入り口の騒音は廊下から出る音だけです。そのため、外にはそれほど音が漏れません。二重ドアにする必要はありませんが、防音ドアを選ぶとより防音効果が高くなります。

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