東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2020/10/13

注文住宅において日本の気候に合わせた家作りとは

注文住宅を建てる際は、気候にも注目してみましょう。
快適な空間のためには断熱性能、気密性能、換気、通気の4つのポイントにこだわることが大切です。

温度差が大きい気候に対応するためには

注文住宅を建てる際は、気候を気にしてみてはいかがでしょうか。これからの注文住宅は日本の気候に合わせた家づくりが求められます。気温差が大きく、湿度が高いことは日本らしい気候ですが、人が過ごす上では快適とは言えません。

 

人が快適だと感じる温度は15度から25度とされており、気温差がある外気に対して、注文住宅の内側の気温は15度から25度の一定の幅の温度帯にする必要があります。気温差の影響を遮断して、快適な室内温度を保つためには、断熱性能と気密性能が重要です。高断熱、高気密が快適な家づくりの条件となっていますが、どちらかが欠けると効果は発揮されません。

 

例えば、高性能な断熱材を使ったとしても、家に隙間があると室内は外気の影響を受けます。逆に家の隙間を断ち、気密性を高めても断熱材を使用しなければ同じような結果になるのです。断熱性能と気密性能だけを高めれば、快適な家が建つというわけではありませんが、こだわりたいポイントの一つです。

高湿度は結露を発生させる

湿度が高いという日本の気候も忘れてはいけません。高湿度は快適な家づくりをする上で問題になります。

 

例えば、結露が発生し、注文住宅の寿命を短くしたり、カビやダニの発生です。特に結露対策は欠かせません。断熱性能や気密性能を高めることによって結露の問題が大きくなってきました。それは、空気中に含まれている水蒸気の逃げ場がなくなってしまうからです。

 

結露にも2つの種類があります。
一つは、表面結露です。室内の壁や窓に結露が発生します。
もう一つは内部結露です。これは、壁の内側と外側の間に発生します。内部結露は目に見えない部分に発生しているため、気がつかないうちに家にダメージを与えていることも少なくありません。

 

土台を腐食させ、金物を錆びさせる結露を防ぐためには、温度の低下を防いで湿度を下げることです。断熱性能と気密性能を高めると温度の低下を防ぐ対策になりますが、隙間がなくなってしまうため水蒸気の逃げ場がなくなり、湿度を下げることができません。

 

そこで、湿度を下げる対策としては換気、通気が重要なポイントになります。換気と通気で空気の流れをコントロールすると、湿度の低下につながります。そのため、注文住宅を建てる際は断熱性能と気密性能を高めると同時に、換気と通気を考慮した家づくりをすることが大切です。

総合力を高める家づくり

断熱性能、気密性能、換気、通気の4つのポイントを兼ね備えた家づくりをする際に、どのような方法を選ぶべきかわからない人も多いのではないでしょうか。断熱の方法においても内断熱工法、外断熱工法など種類があるため、どの工法が優れているのか判断しにくいです。内断熱工法と外断熱工法の違いは断熱と気密効果を家のどこでとるかですが、一般的には木造住宅であれば断熱材を柱と柱の間で充填するのが内断熱工法、柱の外側に断熱材や気密シートを張るのが外断熱工法になります。これらを比較しても、どちらが適切な方法であるかわからないでしょう。

 

快適な家づくりは換気や通気方法、資材選びなど総合的に判断しなければなりません。内断熱であっても、外断熱であっても施工内容や技術は業者によって異なるため、注文住宅が完成した後にどちらが適切な方法になるのかは断言できないものです。一つのポイントだけを比較して選択するのではなく、全体を見て注文住宅としての総合力が高まるように工法や建築資材を選びましょう。しかし、外断熱工法は施工技術のない業者が行うと快適性が上がらず、期待外れの結果になることがあります。そのため、外断熱工法を選ぶのであれば、慎重に業者を選ぶことが大切です。

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