東京の注文住宅
YAZAWA LUMBER

2021/06/16

都市型注文住宅を建てる際のポイント

憧れを持ちやすい都会暮らし

都心で暮らすことに憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。元々、都会で生まれ育った人は田舎よりも住み慣れていたり、田舎育ちでも何でも揃っている都会に憧れるケースが少なくありません。交通の利便性が高く、通勤や通学がしやすいのも魅力的に感じるでしょう。また、人通りが多く商業施設が充実していたり、治安の良いエリアも多いため、子育て世代に人気の街もあります。

 

特に子育て世代は治安の良さを重視したり、公園や病院の多さも重視するポイントです。都会は緑が少ないイメージがありますが、場所によっては自然豊かなところもあるため、ファミリー層も暮らしやすいと感じることも多いです。私立学校が多かったりなど教育環境が整っているのも魅力的な部分であるため、これから都会にマイホームを建てようと考えている人もいるでしょう。田舎と比較すると土地の広さが限られており、広い庭付きのお家が建てられないという印象もありますが、都会でも一戸建ての住宅を建てることは可能です。集合住宅ではなくマイホームを建てることも検討してみてはいかがでしょうか。

デメリットはメリットに変えられる

東京などの都市部に注文住宅を建てたいと考える人は少なくありません。都市部に建てる注文住宅のことを都市型住宅と言いますが、土地代が高い上に狭小地や変形地に建てなければならないため、とことんこだわれる注文住宅を選んでも理想のマイホームを建てるのは難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、都市型住宅はデメリットだけではありません。限られているスペースをデメリットと捉えるのではなく、それを逆手に取ると過ごしやすいお家を建てることができるのです。多くの人はメリットとデメリットをそれぞれ単体で捉え、良いか悪いかを判断しがちですが、メリットも活用の仕方次第でデメリットになったり、逆にデメリットを活かして暮らしやすい間取りに変えることができます。立地や周囲の環境が整っており、気に入っている場所だけど土地が狭い、変形しているなどという場合には、その土地ならではの個性を活かす間取りを考えてみてはいかがでしょうか。

 

プロではない人が間取りを工夫するのは難しいですが、都市型住宅に特化している業者に依頼すると様々な提案をしてくれます。また、それだけでなく依頼主側も満足度の高いお家が建てられるように都市型住宅のポイントを知っておくことが大切です。

区切り方に注意

ポイントの一つは、間取りに囚われずに空間に無駄を作らないことです。狭小地や変形地だとリビングは12畳以上、子供部屋は5畳の3LDKなど、それぞれのスペースを確保することは難しいため、一般的な間取りにこだわらないようにすると良いかもしれません。狭小土地は敷地そのものが小さく、それを完全に壁で仕切るとさらに狭い印象を与えてしまうため、寝室などのプライベート空間は壁で仕切り、それ以外の場所は壁を使わない方法で空間を仕切るという方法もあります。それぞれの間取りで完全に空間を分けたいのであれば、地下室や半地下をつくるのもおすすめです。

 

横に面積を伸ばすことができない場合は、よく縦に伸ばす手法が用いられます。縦に伸ばすと土地を広げずにスペースを増やすことができるのです。地下は防音対策にもなるため、映画鑑賞や楽器を演奏する場所として活用することもできます。落ち着いた空間で趣味に没頭することができるでしょう。

 

また、寝室にするケースもあります。しかし、地下は湿気がこもりやすいため対策をしなければなりません。湿気対策についても専門業者のアドバイスをもらいながら、過ごしやすい空間を作り上げてみてください。さらに、一定基準を満たして作られた地下室は容積率に算入しなくてもいいとされているため、空間を確保する方法としては有効的です。

家族のコミュニケーション

敷地が小さいとスペースが狭いため動線が短くなり効率的に動けますが、動線を考える上でのポイントもあります。例えば、水回りは隣接させて、キッチンは1階に設置することです。そうすることで、家事の効率が上がったり生活しやすくなります。1階にキッチンがあることで荷物の持ち運びも楽になるでしょう。3階建てであれば2階にリビングを設置するのがおすすめです。土地が広くない場合、階数を増やすケースが多いですが家族が別々の階で過ごすことが増えるでしょう。

 

しかし、家族のコミュニケーションは大切であるため、どの部屋からでも行きやすい場所にリビングをおくことで集まりやすくすることができます。家族が過ごすスペースは中央階に作り、階段移動の負担を減らす間取りを考えてみてください。また、間仕切りをなくするのもコミュニケーションが取れやすくなるポイントです。家族にもプライバシーの問題がありますが、

 

できるだけ壁や間仕切りをなくし、それぞれのスペースで段差をつけて目線の高さを変えるなどの工夫をすると壁がなくても適度に分節され、空間の繋がりも生まれて狭さを軽減することができます。段差が難しい場合は家具を上手に活用しましょう。家具で仕切ると、将来的にリフォームもしやすくなります。このように、物理的に空間を広げることはできませんが視線を変えることで印象が変わってきます。
工夫してみてはいかがでしょうか。

視覚を意識しよう

スキップフロアを作るのもポイントです。1.5階や2.5階など室内に段差を区切りの役割として作るだけでと圧迫感が軽減されます。また、通常80cmほどある廊下が不要になり階段だけで移動ができるようになります。その廊下分のスペースをリビングなどの間取りに活用することができるのもメリットです。段差だけでなく、背丈が低い家具を用いるのも効果的です。ソファーや棚などを購入する際は、横幅だけでなく高さも注意して選ぶといいかもしれません。ダイニングセットとソファーどちらも置くことができない場合は、背が低いダイニングテーブルだけを設置して、椅子がソファータイプになっているものを選ぶといいでしょう。

 

また、黒より白っぽい方が広く見せることができるため、視覚も意識してみてください。白は反射率が高く、空間も明るくなって圧迫感がなくなります。生活しているとモノがどんどん増えていきますが、家族の人数が多いほどそれぞれのお部屋も必要になってくるため、収納スペースを確保することは難しいでしょう。

 

しかし、工夫次第で十分な収納を作ることができます。階段の下に作るなど、無駄なスペースができないように工夫するのも一つの方法です。また、複数の部屋を作ると廊下ができます。その廊下をただの動線にするのではなく、壁に棚などの収納家具を設けて空間をフル活用するのもおすすめです。

収納スペースを確保する上でのポイント

間取りを考えたり無駄なスペースを作らないように工夫することも大切ですが、モノの数を見直してみることも大切です。暮らしにどれくらいのモノが必要なのか考え直してみてはいかがでしょうか。近年では、本当に大切なモノしか持たないミニマリストというシンプルな暮らし方をしている人が少なくありません。生活の中で最低限なものだけを持って暮らすと様々なメリットがあります。

 

例えば、モノの管理がしやすくなってどこに何を置いたのかわからなくなるなど、探し物をする時間を省くことができたり、お掃除も楽になって手間がかからないなどです。いきなり完璧なミニマリストになるのは難しいですが、プチ断捨離から始めてみるのは良いかもしれません。しばらく使っていないモノは捨てたり、細々としたものも必要な数だけ所有するなど整理するだけで持ち物がシンプルになります。持ち物が減ると収納スペースを広げる必要がなくなり、過ごすスペースを拡大することができるでしょう。

 

また、収納スペースを作るときは全面にクローゼットなどを設けても手が届きにくい場所ができて、モノの出し入れが少なくなりあまり使わないところができる恐れがあります。どこにどのようなものを収納するのかをあらかじめ決めておくと、無駄のない収納場所を確保することが可能です。中には、あえて見せる収納をつくる人もいます。モノを全て隠すのもスッキリとした印象を与えますが、見せる収納はモノをしまいながらおしゃれな印象を与えることができるのです。特にキッチン周辺は小物や電化製品が多く乱雑したイメージを与えやすいですが、キッチンツールを下げてフライパンなどを飾ると、カフェのようなおしゃれな雰囲気を演出することができます。

 

このように、都市型住宅は工夫次第で魅力的なお家になります。専門的な知識も必要になるため、注文住宅メーカーと相談しながら満足度の高いお家を建ててみてはいかがでしょうか。

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